懐かし純喫茶の味 赤レンガの美術館でレトロなパフェとクリームソーダを

   東京・丸の内の「三菱一号館美術館」では、「印象派からその先へ-世界に誇る 吉野石膏コレクション展」を2019年10月30日~20年1月20日の期間に開催する。19世紀に活躍した印象派の画家たちの絵画を中心とする展覧会だ。

   美術館併設のミュージアムカフェ・バー「Café 1894」では、19世紀に日本で誕生した「喫茶文化」にちなんだスペシャルメニュー「クリームソーダ」と「純喫茶パフェ」を数量限定で販売する。

クリームソーダ(左)と純喫茶パフェ(右)
14種類の具材が入った純喫茶パフェ
三菱一号館美術館外観
明治時代の内観を忠実に再現
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明治27年の建築物を復元した建物

   クリームソーダは、さわやかなテイストのメロンソーダに大ぶりのバニラアイスクリームが乗っている。ピンク色のサクランボがトッピングされた、昔懐かしい仕上がりだ。

   平日は14~17時に15食、20~23時に15食。土日祝日は20~23時に15食限定。価格は650円。

   純喫茶パフェのトップに盛り付けられているのは、シガレットクッキーとバニラアイス、自家製プリン、メロンやリンゴなどのフルーツ盛り合わせ。その下にはスポンジケーキやコーンフレーク、チョコレートソース、ラズベリーソースが重なっている。

   平日、土日祝日共に20~23時に12食限定。価格は980円。

   なお、20~23時は別途「コペルト料」330円がかかる。価格はいずれも税込み。

   「三菱一号館美術館」は、1894(明治27)年に建設された丸の内初の洋風事務所建築「三菱一号館」を復元した建物。赤レンガ造りの外観や、明治時代の意匠を細部まで再現したクラシックな内装が特徴だ。

   「Café 1894」はかつて銀行営業室として利用されていた場所で、当時の図面や写真、保存部材から可能な限り忠実に復元されている。

   取材に答えた展覧会のPR事務局の担当者は、レトロな空間で19世紀の絵画に思いを馳せつつ、当時の日本人が楽しんだ純喫茶のメニューを味わってもらいたいと話した。

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