世界初の8K有機ELテレビ 「漆黒」や生命感あふれる色彩表現
各種家電およびパソコン用周辺機器などを扱うLGエレクトロニクス・ジャパン(東京都中央区)は、世界初という8K解像度対応の88型有機ELテレビ「OLED 88Z9PJA」の受注販売を2019年9月13日に始めた。
地上波やネット動画も美しく
従来の2Kと比べ16倍、4Kと比べ4倍となる3300万個の画素数を持ち、その1つ1つが自発光することで、液晶では表現できない"漆黒"や、生命感あふれる色彩の表現が可能だという。
8K有機ELテレビ専用エンジン「α9 Gen2 Intelligent Processor 8K」を搭載し、2K/4K映像を8K水準の画質にアップスケーリングできる。地上波やネット動画などのコンテンツのオリジナル映像ソースをAI(人工知能)が自動で認識し、最適な処理を行うことで美しくクリアな映像を表示可能だ。
音響面では、映画や音楽ライブなど試聴中の映像のジャンルを分析し、サウンドの種類を自動で認識して最適化。2チャンネルサウンドを臨場感あるバーチャル5.1チャンネルサウンドに変換する。
パネル部に極細のブラックベゼルを採用し、映像だけが浮いているような没入感を演出するほか、シルバーのキャビネットスタンドによるスタイリッシュなデザインとなっている。
BS 4K/110度CS 4Kチューナー×1基、地上デジタル/BS/110度CSデジタルチューナー×3基を搭載。BS 8Kチューナーは非搭載。市販のUSBハードディスクを接続すれば裏番組の録画が可能だ。
インターフェイスは、HDMI×4、ビデオ入力×1、ヘッドホン出力×1、光デジタル音声出力×1、USB2.0×3、有線LAN×1など。無線LAN対応。マジックリモコンが付属する。
なお、納期は受注から3か月前後の予定とのことだ。
予想実売価格は330万円前後(税別)。