飲み会でのタバコの煙がつらい 解決方法は店の選び方にありそう
2019-09-03 12:00:00
「喫煙者のいる飲み会について」。女性向けウェブ掲示板「ガールズちゃんねる」に2019年8月29日、こんなトピックが立った。投稿者は「飲み会は好きだが、タバコの煙が苦手」。店内がタバコ臭いのは我慢できるものの、飲み会に喫煙者がいて目の前や真横で吸われると気分が悪くなるという。
「居酒屋は夜は分煙にしていないところが多いので、このように思うのは自分勝手なことだとわかっており喫煙者を責めるつもりはありません。自分でできる工夫や、何かいい方法や考え方などあれば教えてください。飲み会は行かないと諦める他ないでしょうか?」
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喫煙者の本音「気にしない人以外は同席して欲しくない」
相談に対し、トピックには喫煙者・非喫煙者双方からさまざまなコメントが書き込まれた。まず、非喫煙者で「飲み会不参加」派。
「私もタバコの臭いと煙が苦手で吐いたことあるので、飲み会とかには行かないな」
「煙草嫌いだから飲み会参加しません」
このような声が相次いだ。J-CASTトレンド記者が見た限り、「付き合いが悪いと思われたとしても仕方がない」と割り切っている人が多いようだ。続いて、非喫煙者で「全面禁煙の店を探す」、「席を分ける」派からは以下のようなアドバイスや事例紹介があった。
「なかなか難しいかもしれませんが、幹事になって、禁煙か分煙のお店にするとかでしょうか?」
「全面禁煙のところで喫煙スペースがあるところを探します」
「うちの会社は飲み会だと喫煙者と禁煙者で席分ける」
一方、喫煙者からは「喫煙所じゃない場所で吸う場合は多少は気を配るのは当たり前ではないかな」、「喫煙者側だけど、煙草吸わない人がいる前では絶対に吸わないよ」と、非喫煙者への配慮を示す意見が。半面、
「喫煙OKの店なら、そこは我慢して欲しいと思うのが本音 喫煙席でも非喫煙者がいる場合は、わざわざ喫煙できる場所へ移動したり、換気扇の近くに座るようにはしているけどね」
「喫煙者側から言えば、気にしない人以外は同席して欲しくないです」
と「本音」を漏らす人も複数見受けられた。
「完全分煙のお店」が気兼ねない
18年8月13日に情報インフラ運営会社のプラネット(東京都港区)が公表した「喫煙・禁煙に関する意識調査」結果の中に興味深いデータがある。
全席喫煙可の飲食店が減り、禁煙や分煙の店が増えているという背景を受け、調査では「全席禁煙・分煙・全席喫煙可などのうち、どの飲食店に入りたいか」を調べている。喫煙者804人の回答結果を見ると、最多は「完全分煙のお店(51.7%)」で、以降は「全席喫煙可のお店(23.1%)」、「席やスペースだけ分煙のお店(16.2%)」となった。プラネットは、
「喫煙者でも『全席喫煙可のお店』より『完全分煙のお店』を望む人が多いことがわかった。喫煙者の肩身が狭い風潮にあって、『完全分煙のお店』のほうが気兼ねなくタバコが吸えて居心地がいいのかもしれない」
と分析している。