ヤフコメが家畜の鳴き声に大変身 全然読めない...いったい何のため?
2019-06-21 06:30:00
「Yahoo!ニュースのコメント欄を好みの家畜の鳴き声に変更する」機能をもつウェブサービスが2019年6月20日、公開された。
不思議なサービスだが、その目的は――。
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「仕事中でもニュースを読んじゃう」という悩みを解決
「豚」「鶏」「牛」「人間」の4種類から鳴き声を選択でき、「豚」「鶏」「牛」では元のコメントと同等の長さの鳴き声となって表示される。「ブヒッ、ブヒッ」といった文字の羅列になり、全く意味をなさない。唯一「人間」を選択したときだけ、通常の言葉として表示されるのだ。
これは、「デジタルデトックス」社(東京都港区)が開発した、インターネット依存対策として、ネット上の様々なコンテンツにフィルターをかけることができる「Middleman(ミドルマン)」というウェブサービスの一環だ。J-CASTトレンドの取材に答えたデジタルデトックス代表の花房孟胤(はなふさ・たけつぐ)さんによると、「ヤフコメの家畜化」は、「スマホで得られる情報に無自覚に夢中になっている人は、餌を与えられただけ食べる家畜と同じだ」という皮肉を象徴的に表現したようだ。
花房さんが「Middleman」を考案したのは、「仕事中でも、いつの間にか過激な見出しのニュースをずっと読んでしまう」という状況に困っていたことがあり、そのような「ニュース依存」を解決するためだったという。本来の目的はここにある。実際に「Middleman」の機能には、「ニュースサイトを開こうとするとユーチューブの般若心経のページに飛ばされる」「LINEからニュースを消す」がある。また、SNSでの反応を気にしてしまう人のためにツイッターやフェイスブックでの反応数を非表示にするフィルターも用意されている。