阪神タイガースファンもびっくり? PCの中から川藤幸三の声が聞こえる
「エラーはアカンで!エラーは!」―――。
黄色と黒の縞柄のパソコン(PC)から、こんな声が突如として流れてくる。その主は、豪快なキャラクターでファンから愛されたプロ野球・阪神タイガースOBの川藤幸三さんだ。
メール受信したら「メール来とるど!はよ読めや!」
オリジナルPCなどを販売するスマッシュコアエンターテインメント(東京都千代田区)が2019年5月31日から受注している「阪神タイガース オリジナルノートパソコン・タブレット」。機器の天板や背面に、タイガースの球団旗と、購入者の名前の頭文字イニシャルと姓がアルファベットでデザインされ、本体にはタイガースの主力選手の壁紙用画像を収録するなど、「虎党」が喜ぶこと必至の逸品だ。
だが、本品の最大の特徴は、基本ソフト「Windows10」の「システム音」に、現在は解説者として歯に衣着せぬ語り口が定評の川藤さんのせりふが吹き込まれる点だろう。「システム音」はWindows10で「操作ミス」や「ゴミ箱を空にする」といった動作時に鳴るサウンドで、この中の一部が川藤さんの声で再生されるという。
J-CASTトレンドがスマッシュコアエンターテインメントに取材すると、少しだけ川藤さんのせりふを教えてくれた。
PCがシステムエラーを起こしたときには、
「エラーはアカンで!エラーは!」
警告メッセージを発するときには、
「これはアウトや!」
外部デバイスを接続した際は、
「こっからが助っ人の仕事やぞ!」
など合計40ワードにわたって「川藤節」が炸裂する。
また、メールを受信した際の「通知ボイス」にも登場。
「おい、〇〇(購入者名)!メール来とるど!はよ読めや!」
など、購入者の名前を含めた特別ボイスを収録予定だという。
なお、スマッシュコアエンターテインメントによると、川藤さんによるシステム音・メール通知ボイスの収録は「これから行なう」とのことで、言い回しや内容は川藤さんのアドリブによって変わる可能性があるとした。
価格はノートPCが18万9000円(税込)、タブレットが10万5300円。各100台限定の受注生産だが、6月3日時点で「まだ受注の枠がある」状況だという。
受注期間は最長7月31日までで、11月上旬頃に商品の発送を予定する。