椎名林檎とエレカシ宮本「電撃出演」に客席大興奮 入場無料「日比谷音楽祭」
入場無料ながら有名ミュージシャンが続々と出演した音楽イベント「日比谷音楽祭」が、2019年6月1日と2日に東京・日比谷公園で開催された。
メインイベントとなった日比谷公園大音楽堂(YAON)での音楽ライブでは、シンガーソングライターの椎名林檎さんとロックバンド「エレファントカシマシ」のボーカリスト・宮本浩次さんがサプライズ登場し、会場は大興奮に包まれた。
デュエットソング披露、感動で涙を浮かべる人も
「フリーで誰もが参加できる、ボーダーレスな音楽祭」をコンセプトとした日比谷音楽祭。大音楽堂では1日目の夜と、2日目の昼・夜の3回にわたって音楽ライブが行なわれた。
2日目の昼に行なわれたライブでは、同志社大学のビッグバンド「ザ・サード・ハード・オーケストラ」が、シークレットゲストを呼んで演奏することを突如発表。観客が興味深そうにステージを見つめていると、バンドのMCが緊張気味にこう告げた。
「シークレットゲストは...椎名林檎さんです!」
白い和装に身を包んだ椎名さん。「まさかの大物」の登場で会場から悲鳴に近い歓声が広がる中、椎名さんとビックバンドが披露したのは「人生は夢だらけ」。複数のCMソングとして起用された曲を熱唱し、総立ちの観客を魅了した。
椎名さんの曲が終わると間もなく、独特のノイジーな歌声がどこからともなく聴こえてきた。舞台袖から姿を現したのは2人目のシークレットゲスト、宮本浩次さんだった。
立て続けのサプライズに客席からどよめきが起こる中、宮本さんは椎名さんとのデュエットソング「獣ゆく細道」を披露。宮本さんはステージを縦横無尽に動き回りながら身振り手振りで客席を煽り、観客は身体を揺らしてそれに応えた。
曲を終えると椎名さんと宮本さんはすぐにステージを去ったが、会場の異様な熱気はしばらく収まらず。中には感動して涙を浮かべる人の姿もあった。