ホタルの淡い光にいやされよう 水族館や電車内へ「出張」イベント

   東武動物公園(埼玉県南埼玉郡)内にある、年間を通してホタルを飼育する施設「ほたリウム」。このホタルたちを2019年6月と7月、電車や水族館、屋外の大きな蚊帳の中で鑑賞できるイベントが開催される。

ヘイケボタル
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幅2メートル、長さ3メートルの蚊帳に500匹放たれる

   6月12日~16日は、東京スカイツリータウンの中にある「すみだ水族館」(東京都墨田区)で「ホタルの夜」が開催される。期間中は毎日18時~21時に、照明が落とされた室内で、水槽に入った約50匹のホタルを鑑賞できる。同館の広報担当者によると館内でのホタルの展示は、7年前から実施。東京都心で暮らす、なかなかホタルを見る機会に恵まれない人たちが訪れ、季節を感じているようだ。東武動物公園の広報担当者は取材に、外で見るのとは違った、「おしゃれな雰囲気」でホタルを楽しめると話した。

   6月29日には秩父鉄道とのコラボ「ホタル列車」が運行する。列車の行き先は埼玉県秩父市内のホタル観賞スポット。車内には暗幕のかかった水槽が設置され、約50匹のホタルをのぞき見できる。飼育員も同乗し、列車の旅を楽しみながらホタルについて学べる。

   7月13日、20日、27日の3日間は、東武動物公園内で「ホタルの小径」が開催される。同園の広報担当者によると、「日本産動物舎」の通路に幅2メートル、長さ3メートルの蚊帳が設置され、500匹のホタルが放たれる。蚊帳の両脇ではツルを飼育しており、自然の中にいるホタルとツルを同時に見られるかもしれない。

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