「買えなかった」ユヅリストのために 仙台市交通局が羽生選手のポストカード付き乗車券を追加販売
仙台市交通局は、2019年4月に発売した宮城県仙台市出身のフィギュアスケート・羽生結弦選手のポストカードが付いた仙台市地下鉄の1日乗車券セットを、5月29日から6月4日にかけて追加販売する。
4月に売り出すも「一定程度の在庫」残り再販売
セットには仙台市地下鉄の1日乗車券に加え、羽生選手の姿を写した3種類のポストカード、羽生選手ゆかりの地を紹介する観光ガイドがついてくる。
3種類のポストカードには、正面を見つめる羽生選手、ジャージ姿でほほ笑む羽生選手、仙台の絹織物「仙台平(せんだいひら)」のはかまを着用した羽生選手がそれぞれ映っている。
乗車券セットは当初、4月20日の仙台市地下鉄の駅での直接販売と、2度にわたる通信販売によって売られていた。
J-CASTトレンドが仙台市交通局経営企画課に取材すると、乗車券セットは売り切れを避けるために5万セットほどを用意していたといい、直接販売と2度の通信販売を終えた段階で一定程度の在庫が残ったという。
その一方で、販売期間終了後には「日程が合わず買えなかった」「追加販売をしないのか」といった声が相次いだといい、乗車券セットを購入できなかった人などに向けて再販売をするに至った。
羽生選手の「宮城凱旋」に合わせ地下鉄駅で販売
乗車券セットは通販では取り扱わず、仙台市地下鉄の駅などで直接販売する。
直接販売に限定した理由について、仙台市交通局経営企画課の担当者は、5月31日~6月2日に宮城県内でおこなわれるアイスショーに羽生選手が出場するため、多くの羽生選手のファンが仙台に訪れることを見込んだと回答。
追加販売初日となった5月29日の10時半時点での売り上げは、合計600セットにのぼったという。
担当者は、
「ポストカードに付いてくる1日乗車券で地下鉄に乗り、仙台にある羽生選手ゆかりの地を巡っていただければと思う」
と、地下鉄を使った仙台観光に期待を寄せた。
乗車券セットの価格は1500円で、1人2セットまで購入可能。