紙幣デザイン刷新で、あの楽曲どうなる? 作曲者も「今のうちに聞いておいて」とアピール

   政府が2019年4月9日、紙幣(日本銀行券)のデザイン一新を発表した。約40年ぶりに1万円の図柄が福沢諭吉から、数多くの企業を設立したことで「日本の資本主義の父」といわれる渋沢栄一に交代する。

   この決定を受け、あるスリーピースバンドが12年にリリースした楽曲に注目が集まっている。ツイッターを見ると「朝からずっと気になってました」、「どうなるのか気になります!」、「この曲しか頭になかったですよー」など心配の声が相次いでいる。

新一万円券・表(写真は財務省発表資料から)
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楽曲内で「諭吉」を29回も連呼

「紙幣デザイン刷新が話題になってますね。1万円札も福沢諭吉から渋沢栄一に変わるとか。5千円札が津田梅子、千円札が北里柴三郎と。いやーアレとかどうなるんだろう、って色々気になりますよね。それでは聞いてください『カモン諭吉』」

   19年4月9日、「打首獄門同好会」がツイッターを更新し、こう述べた。この「カモン諭吉」こそ、ファンから行く末を案じられている楽曲だ。「カモンカモンカモン福沢諭吉」という強烈なインパクトのあるフレーズが繰り返されるなか、「アイウォント諭吉」、「アイニード諭吉」などのさまざまな言い回しで「お金がほしい」という気持ちを熱烈に歌い上げている。

   歌詞サイトを見てJ-CASTトレンド記者が確認した限りだと、楽曲中に登場する「諭吉」の数は29にも及ぶ。そのため1万円の図柄が変わることを知ったファンたちが「いろいろ弊害が...」、「ほんとに歌どーなるの」と不安気なリプライを「打首獄門同好会」に寄せているのだ。

   なお「打首獄門同好会」のツイッターアカウントは続けて「さあ、今のうちに聞いておいて聞いておいて!あと少しの期間しか、あと5年しか通じないから! けっこうあるやん」と投稿しており、リプライ欄には

「5年なんてあっという間ですよ!」
「こんな事していられないー 急いで聴かなきゃー」

と慌てた様子のコメントがいくつか書き込まれている。また今後についても、さまざまな意見が寄せられており、

「カモン渋沢栄一(令和ver.)お願いいたします」
「カモン栄一も作ってください!でもカモン諭吉が歌われなくなるのも寂しい...」
「そこは鎮魂歌として さらば諭吉 でお願いします」

と、渋沢栄一バージョンの楽曲や鎮魂歌のリクエストが相次いだ一方、「その後でも諭吉の価値が変わるわけじゃないし、過去の勉強にもなるから良いじゃない」、「気にせず5年後も10年後も諭吉を歌い続けてほちぃ」と、変わらず「カモン諭吉」を歌ってほしいとする意見もあった。

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