プログラミングを楽しく学ぶアプリ 小学校の「義務教育課程」授業で活用
2019-03-29 12:00:00
江崎グリコ(本社・大阪市)が2016年に開発した、子ども向けの無料プログラミング学習アプリ「GLICODE(グリコード)」。大学有識者や教育現場の声を踏まえて授業用コンテンツを追加し、教員向け学習指導案を作成して学校教育の場で活用できるサービスを展開している。これまで日本国内の約20校やシンガポール、タイの小学校で使われてきた。
このたび新たに、千葉県・柏市立大津ケ丘第一小学校、東京都・墨田区立業平小学校、長野県・箕輪町立箕輪中部小学校の義務教育課程(総合的な学習、算数)でもGLICODEが用いられたと、江崎グリコが2019年3月28日に発表した。
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授業用コンテンツと指導案を無料ダウンロード可能
「プログラミング教育」は2020年度から小学校で、21年度から中学校で、必修化される。学校現場では、プログラミング教育について試行錯誤が続いているのが現状だ。
GLICODEは、ルールに従ってお菓子を並べ、アプリのカメラで読み込むとプログラミングに変換される。実行ボタンを押せば、キャラクター「ハグハグ」がプログラミングされた通りに動き出す。最終的にハグハグをゴールに導くのが目的で、その過程で自分で考え、試し、検証しながら「SEQUENCE(順番に実行)」「LOOP(繰り返し)」「IF(場合分け)」といったロジックを学んでいく。
江崎グリコでは、学校の授業で使用できる「じゅぎょう用コース」と指導案を「GLICODEティーチャーズキット」として、ウェブサイト上で公開し、無料でダウンロード可能にしている。また、小学校の授業で使える「学習用ポッキーセット」も、先着で配布している。