「ジョイ」泡スプレーの台所用洗剤 こすらず汚れ落ち、家族の家事「時短」へ

   プロクター・アンド・ギャンブル・ジャパン(P&G)は2019年3月27日、23年ぶりにブランドリニューアルした台所用洗剤ブランド「ジョイ」の新製品「ジョイ ミラクル・クリーン泡スプレー」を全国の店頭で発売する。

   スプレーするだけでこすらず汚れを流れ落とせるため、スポンジでゴシゴシ洗う手間を省ける。インターネット通販サイトの「楽天(リアルタイムランキング キッチン用洗剤部門)」や「LOHACO(食器用洗剤の人気売れ筋ランキング)」で、先行発売直後に1位を獲得している。

「ジョイ ミラクル・クリーン泡スプレー」微香タイプ
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1ボトルで2タイプの泡が出て、使い分け楽々

   「ジョイ ミラクル・クリーン泡スプレー」は洗い物に直接スプレーして使うことから、汚れに高濃度の界面活性剤が直接届く。さらに油を溶かす洗浄成分を配合しているため、洗浄成分が汚れと表面の間に入り込み、表面から剥がして分解する。香りのラインアップは「微香」と「フレッシュシトラス」の2種だ。

   食器用洗剤初となる、「広がる泡」と「細い泡」の2種が出るスプレーボトルを採用。大きな調理器具や複数の食器を効率よく洗いたい場合は広がる泡、スポンジが届きにくいお弁当グッズや水筒、ワイングラスなどの小さいアイテムには細い泡、と1本で使い分けられる。

   P&Gでは2018年、25~44歳の共働きで子どもがいる女性414人を対象に、「食器洗いに関する意識調査」を行い、結果を公表している。その中で、平日の在宅中に行っていることのうち、46.4%は家事の時間に当てられていることが判明。また「食事に関する家事のストレス」についての項目で、食器洗いに「ストレスを感じている」と回答した人は約8割(77.1%)に上っていた。一方、「食事に関する家事でこの数年で時短化できていると思うこと」という設問で食器洗いを「時短化できている」と答えた人は25.4%に留まっている。

   食器洗いを取り巻く現状と課題を踏まえ、家事生活研究家・佐光紀子さんはP&Gの発表資料で「多くの女性が『食器洗い』で気分が下がる3つの理由」を上げている。それは「日本女性は平均1日3回も食器洗いをしている」、「やり方を変えたり効率化しづらい」、「家族に頼みづらく、シェアできない」で、佐光さんは「少しの工夫で効率化させることが可能かもしれません」と分析している。

   P&Gはスプレーするだけで汚れが落ちる「ジョイ ミラクル・クリーン泡スプレー」を通じ、食器洗いの「ショートカット」を提案するとしている。

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