沖縄に新しいエンタメ劇場 吉本興業がサポート、琉球空手取り入れたショー
沖縄県那覇市の国際通りに常設劇場「TEE!Family」(ティー!ファミリー)が2019年3月8日、グランドオープンした。「TEE!Family」は、沖縄の新しいナイトエンターテインメント施設だ。
本日のグランドオープンに先立って、5日にはオープニングセレモニーが行われた。
「若者たちが世界に羽ばたけるコンテンツとして応援」
セレモニーの冒頭、同劇場の企画・制作を手掛けるシュガートレイン代表取締役・井手裕一氏は、「沖縄で育まれた豊かな文化や芸能を土台に新しいものをつくりたいと『TEE!TEE!TEE! PROJECT(ティー ティー ティー プロジェクト)』を立ち上げたのが7年前。若い人たちがエンタメをビジネスとして生かせるようにやってきて、こうして専用劇場が常設されることになりました」と、これまでの取り組みに言及。「家族連れがナイトタイムを過ごせるスポットの不足が沖縄観光の課題でしたが、この劇場を沖縄の新しい夜を楽しむエンタメ、家族で安全に過ごせる場所として定着させていきたい」と意欲を示した。
本劇場に協賛・支援している吉本興業の共同代表取締役社長CEO(最高経営責任者)の大崎洋氏は「若者たちが世界に羽ばたけるコンテンツとして応援したい。沖縄だけでなく、県外、そしてアジアへと展開していけると夢が広がっています」と話した。同じく協賛・支援している「トランスコスモス」の代表取締役社長兼COO(最高執行責任者)の奥田昌孝氏は、「沖縄は多くの人材を現地採用している最も重要な拠点でもあるので、地域貢献という面からも応援したい。ノンバーバルのこの劇場に非常に期待している」と述べた。
「TEE!Family」では、琉球空手を取り入れたノンバーバル(非言語)のエンタメショー「Comic Dojo TEE! Family」が上演される。この作品は観客参加型で、格闘ゲーム「THE KING OF FIGHTERS」とコラボレーションした、ドタバタ・ノンストップコメディー。本作は、無重力のようなアクション、パルクールやトリッキングを使った演者のダイナミックな動きが見どころだ。
非言語エンタメショーを上演するだけあり、国内外からの観光客でも利用しやすいようにウェブサイト上で座席購入でき、入場までの手間がかからないシステムを導入しているのも特徴だ。
■「TEE! Family」概要
劇場名:沖縄国際通り"TEE! Family" 専用劇場
所在地:沖縄県那覇市牧志2丁目2番30号 琉球王国市場[旧ハピナハ] 3階
「TEE!Family」について、詳しくはウェブサイトを参照。