「G-SHOCK」新商品は高強度、シリーズ最軽量 カシオ「春夏新作発表会」
カシオ計算機は2019年2月27日~28日、「2019年 Spring/Summer CASIO時計新製品発表会」を東京・恵比寿で開催した。
会場には「G-SHOCK」の新製品「GWR-B1000」をはじめ、CASIO時計各ブランドから19年4月~6月に発売する多くの新しい商品が並んだ。
航空機の機体にも使用「カーボン」に注目
発表会の目玉となったのは、航空パイロットのためのG-SHOCK「GRAVITYMASTER(グラビティマスター)」の新モデル「GWR-B1000」。新開発のカーボンコアガード構造が特徴で、ケースと裏蓋をカーボン繊維強化樹脂で継ぎ目なく一体化させた作りとなっている。これにより高強度かつシリーズ最軽量を実現している。
また外気に触れる全メタルパーツにはチタンを使っており、さびを防ぐ性能も備えている。Bluetooth(ブルートゥース)や標準電波による時刻修正システムにも対応し、時刻精度も確保した。カラーは「ブルー×ブラック」と「グレー×ブラック」の2つで、価格はいずれも税抜き9万円。発売日は3月15日だ。
「G-SHOCK」は耐衝撃ウオッチブランドとして強度を追求し、過去にウレタンやメタル素材を用いて製品を生み出してきた。カシオ計算機は2019年、さらに強く、そして軽さも備えた新製品を作るために、航空機の機体にも使用されている「カーボン」に注目したと発表。カーボンは鉄と比べて7倍の硬さ、10倍の強さ、4分の1の軽さを持つ。
会場内にはカーボンの特性について説明するボードのほか、カーボン製のボードが設置され、乗ったり、持ったりすることで強さや軽さを体験することができた。記者も足を乗せて体重をかけてみたが、強じんなボードはびくともしなかった。
そのほか「G-SHOCK」の中でもメタル素材が特徴の「G-STEEL」や、強度・造形・機能にこだわった「MR-G」、女性向け耐衝撃ウオッチ「BABY-G」から3月15日に発売が予定されているHELLO KITTYとのコラボレーションモデルなどが展示されていた。