父と娘の「お風呂の歴史」描く ノーリツ「湯気ひとすじ」ミュージックビデオ

   給湯器など住宅設備メーカーのノーリツ(神戸市)は、「お風呂は人を幸せにする」という思いを伝えるテレビCM「家族の真ん中に」編を2019年1月28日から放映している。

   CMのために、シンガーソングライターの折坂悠太さんが書き下ろした楽曲「湯気ひとすじ」のミュージックビデオ(以下、MV)が19年2月1日、ユーチューブで公開された。

「湯気ひとすじ」ミュージックビデオ(1)
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父と娘の、お風呂にまつわる歴史と思い出を描く

   MVではお風呂を舞台に、テレビCMに登場している4人家族のうち、「父」と、女優・モデルの髙橋ひかるさん演じる高校生の娘「ひかる」が紡いできた歴史と、2人の心の交流を描いている。

   誰もいないお風呂の窓辺に置かれた、親子のような大小2つのあひるの人形を映す場面から始まる。3歳の頃は父と仲良く一緒に入浴してじゃれ合っていたひかるは、10歳、13歳と成長するにつれ、思春期の女の子らしく父と距離を取るように。17歳になってひかるが大学に合格し、家を離れることがわかると、父はお風呂で合格を喜びながらも寂しさを隠せず、表情が曇ってしまう。

   しかしお風呂に浮かんでいる柚子にひかるが黒いマジックで書いた「ちょっとさみしい?」、「離れても、ずっと親子!!」という文字を見て、父は思わず笑顔に。ひかるとのお風呂での思い出が次々と浮かび、幸せそうな表情で湯舟に沈んでいく父を、少し黒ずんだ2つのあひる人形がお湯に浮かびながら見つめている――という内容だ。

   「湯気ひとすじ」の中には「それが それが あれです ほらほら あれです」というフレーズがある。ここのメロディーは、ノーリツの給湯器がお風呂を沸いたと知らせる時に流れるピアノ曲「人形の夢と目覚め」と同じだ。MVでも、ノーリツの給湯器が、お風呂が沸いたことを知らせるシーンでちょうどそのフレーズが重なる演出が見られる。

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