パインアメ「カレーの日」に明かした秘話 「幻のキャンディー」は超画期的だった
2019-01-22 07:00:00
1月22日は、日本記念日協会認定の「カレーの日」だ。「パインアメ」で知られる製菓メーカー「パイン」(大阪市)の公式ツイッターアカウントは、カレーにまつわるこんなエピソードを投稿した。
「カレー味の飴を試作してもらったことがあるのですが、製造ラインにカレー臭が付いてしまうので商品化は諦めました」
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お菓子というよりは「ごはん」
J-CASTトレンドが19年1月22日にパインに電話取材したところ、公式ツイッターの運営を担当する開発部社員は、
「2~3年前に、弊社のポケットキャンディ『どんぐりガム』の新しい味としてどうか、という企画が持ち上がったためです。企画会議に出す段階まで話が進んでいました」
と回答した。「どんぐりガム」は外がサクサクのアメ、中にガムが入っているお菓子で、現在パインのウェブサイトではコーラやサイダー、アップル、グレープの4種が紹介されている。
また、開発部社員は試作したカレー味の「どんぐりガム」を食べたことがあり、
「中はごはん味のガム、外はカレー味のキャンディになっていて、かんで(口の中で)混ざると『カレーライス』味になります(笑) かなりリアルなカレーの味がして、おいしかったです」
と話した。かんでいると満腹感が味わえて、お菓子というよりは「ごはん」という印象が強かったそうだ。
しかしツイートにあった通り、商品化は見送られた。同じ製造ラインで別のアメも作るため、例えば「カレー風味のパインアメ」ができてしまう恐れがあるのだ。この問題のほかに、前出の開発部社員は「面白い企画ではあるが、手に取る時のハードルが高いのではないか」という指摘もあったと明かした。前述の「カレー味の飴を試作してもらったことがある」というツイートには「ちょっと食べてみたい」といった好意的なリプライが見られるが、
「今後も商品化の予定はありません」