2018年「ギャル的今年の漢字」大発表 流行に敏感な女の子が選んだ一文字は
日本漢字能力検定協会が発表した、今年の世相を表す漢字一文字は「災」となりましたが、ギャル界の漢字一文字は何だったのでしょうか。
2018年を締めくくるギャルウォッチでは、毎年恒例の「ギャル的漢字一文字」でギャル界の1年を振り返りたいと思います。
これを見れば、ギャル界のトレンドが丸わかり!!
ファッション&ビューティーから、この文字
■【眉】
ここ1年でモデルやインスタグラマーを中心に人気に火が点いたのが、眉毛のアートメイクサロンです。薄かったり、なかったりといった基本的な問題をはじめ、メイクの中でも「1番時間が掛かる」と眉毛の悩みを抱えるギャル達が多いのが現状。そんな問題を解決してくれるのが「眉毛のアートメイクサロン」です。ひと昔前と比べ、技術も進化しており、毛の一本一本を描き込むため、より自然で本物の眉毛のようにみせることが出来る!と、眉毛なしのギャル達にとっては「駆け込み寺」となりました。
■【変】
夏でも冬でも、晴れてても曇ってても、どんな時でもギャル達に必需品なのが「サングラス」。ここ何年かはデカめのサングラスが定番でしたが、2018年は細めのスリムスクエアサングラスや、キラキラ輝くビジューがあしらわれたビジューサングラス、フレームが半分の半フレームサングラスといった風変わりなアイテムが人気となり、イベントやフェスなどでも大活躍しました。1人1個は抑えておきたいアイテムとして、個性的なデザインを選ぶギャルが多かった1年でもありました。
■【父】
春あたりから注目を集め、秋頃からストリートやカジュアル系ファッションが好きなギャル達にスマッシュヒットとなったのが、「ダッドスニーカー」です。名前の通り、お父さんが履いていそうな野暮ったいデザインのスニーカーのことですが、「足元が目立つ大きさが可愛い」といった声の他、「ボリューミーなシルエットが90年代テイストを盛り上げるデザイン!」と大人気に!また、カップルで同じダッドスニーカーを購入し、おそろコーデのアイテムとしてもギャル界を盛り上げてくれました。
■【暖】
「オシャレのためなら寒さも我慢!」といった言葉がありますが、今年のギャル達の秋冬ファッションは、そんな言葉を語ることがないほど、"ぬくぬく"ファッションが人気に!と言うのも、例年以上に、今年はボリュームがあるダウンコートが大大大ヒットし、多数の「109ブランド」から、黒やベージュといった定番カラー以外にも、赤・黄・紫といったカラフルなダウンが次々と販売されたほど!また、細見のダウンではなく、「ちょっと大きすぎない?」ぐらいのビッグシルエットを選ぶのが2018年流でした!
「TikTok」は大ブームになりました
■【歯】
メイクやヘア・ネイルと同様に、今年は「歯」に気を遣うギャルが急増!インスタで歯を出して笑った時に、黄色味がかった歯では清潔感がなく、美意識が低いイメージになりがち...。歯を白くするホワイトニングサロンを筆頭に、手っ取り早く歯並びを変えたいギャル達の間では、セラミックで均一された歯を手に入れられる審美歯科が人気に!また、ギャル達と仲が良い、"ワイルドで男らしい雰囲気の中にもしっとり落ち着いた色気を醸し出す男性"、通称「ビタ男」の間でも歯を綺麗にするのがブームになりました。
■【復】
今年は、1990年代に人気だったファッションが復活!先週のこのコラムでお伝えしたように、「FENDI」「KAPPA」「Calvin Klein」「Tommy Hilfiger」など、90年代に爆発的ブームとなったブランドを再び現代風に着るギャルが急増した年でもありました。また、フリマアプリなどの活用で、当時の商品が安く購入出来るのが嬉しいポイント!昔と今をミックスして着ることで、今年っぽいスタイリングになるとイケてるギャルの間でこぞって組んだコーディネートとも言えるでしょう。
■【踊】
「ギャル流行語2018年」の大賞「いい波のってんね~」と、6位の「ぐい縦ぐい横ぐい斜め的な」に選ばれたのが、動画共有アプリ「TikTok」で爆発的に流行った言葉だったのが象徴するように、今年のギャル達は、同アプリで人気の楽曲に合わせて踊りまくった1年でもありました。また、「TikTok」が放課後や暇つぶしといった時間に遊べるツールとして、新たな歴史を築き上げるなど、ギャル達を楽しませてくれるアプリとしても断固たる地位を築き上げました。
以上、ギャル界の2018年を振り返る「ギャル的漢字一文字」はいかがでしたか?
今年は、ギャル御用達のファッションビル「SHIBUYA109」が90年代ギャルファッションをフィーチャーしたイベントを開催したり、2014年に休刊したもののギャルのバイブルとして渋谷カルチャーを牽引していた「egg」がウェブメディアとして復刊を遂げたりと「ギャル」の熱が高まった1年でもありました。
また、ギャル達の現在の渋谷「SNS(主にインスタグラム)」では、メイクやファッションを楽しむ様子を見ることが出来るなど、改めてギャルの存在価値を知ることが出来た1年であったとも言えます。
それらから考えると、ギャル界が盛り上がった&盛り返したこともあり、個人的には「盛」な2018年でした。
そして本年最後のご挨拶となりますが、ギャルウォッチをご覧頂いた読者の皆様ならびに、編集のOさん、ありがとうございました。
これからも常に時代のトレンドセッターを歩くギャルを追い続ける「ギャルウォッチ」にて、リアルなギャルボイスをお届していきます!
それでは皆様、よいお年をお迎え下さい。
来年もギャルウォッチで会いしましょう!
GRP編集長・安部舞紗