「ふじさわ江の島花火大会」で大量ゴミ放置 「観光親善大使」つるの剛士もガックリ

   神奈川県藤沢市で2018年10月20日に開かれた「ふじさわ江の島花火大会」で、ゴミが大量に放置されていたとして、インターネット上で問題視されている。

   ふじさわ観光親善大使を務めるタレントのつるの剛士さんは、「寂しくなります」とショックを隠さない。

藤沢市公式サイトより
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「お前らに海に花火を見にくる資格ない」

   秋の風物詩として地元の市民らに親しまれているふじさわ江の島花火大会。昨年は台風で中止となったが、一昨年は8万5000人が詰めかけた。

   今年も多数の観覧者が会場の片瀬海岸に集まったが、「残念すぎて酷すぎて言葉になりません...」「せっかくの美しい江の島の風景が台無しですね。。」――こんな声がツイッターで相次いでいる。

   複数の観覧者が花火大会後の様子を写真で伝えた。見るとレジャーシート、ペットボトル、菓子袋...。ゴミがいたるところに散乱し、普段の片瀬海岸とは思えない景色が広がる。特にレジャーシートが目立ち、ゴミを包むように丸められたモノから敷きっぱなしのモノまである。

   プロサーファーの湯川正人さんは22日、ツイッターで、

「海にも街にも何処にでも平気でポイ捨てするやつの神経を疑う。人として本当に終わってる。お前らに海に花火を見にくる資格ない。もう一生湘南にくるな。海に関わる方々や地元の人が手でゴミ拾いしてるのを覚えておけ」

と憤りを隠さない。

   ふじさわ観光親善大使のつるの剛士さんも21日、ゴミだらけの海岸の写真とともに、「寂しくなります。心の中も雨が土砂降りです」とツイートしている。

主催者「一昨年の3倍のゴミの量」

   こうした残念な事態は、なぜ起きてしまったのか。

   花火大会を主催した藤沢市観光協会の担当者は22日、J-CASTトレンドの取材に、

「降雨でそのまま帰路につく人が多数いらっしゃったためです」

と話した。花火大会開始後に雨が降り始めたため、一部の観覧者がゴミをそのまま放置してしまったという。

   今年はレジャーシートで場所取りをする人が多く、ゴミの大半はシートが占めた。「海岸から拾ったゴミの量は、一昨年と比べて3倍の多さでした」(担当者)。ゴミは協会職員や環境団体、ボランティアらによって20日夜と21日朝の2回にわたり撤去された。

   例年、会場周辺にゴミ箱を設置したり警備員がスピーカーでゴミの持ち帰りを呼びかけたりしていたが、担当者は「来年以降は呼びかけを強化する予定です。あまり強く言いたくはないんですが...」と声のトーンを落とした。

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