「ハンター×ハンター」36巻表紙に意味深な「花」 「不吉な暗示」想像するファンも
冨樫義博さんが描く「週刊少年ジャンプ」連載の人気漫画「HUNTER×HUNTER(ハンター×ハンター)」の最新36巻が、2018年10月4日に発売される。
9月18日、表紙のデザインがジャンプの公式ツイッターに公開されると、12巻の「セルフオマージュ」だとの声が上がった。
12巻と一緒のようで違う
たびたびの休載と連載再開でファンを一喜一憂させているハンター×ハンター。単行本の発売は今年2月以来、8か月ぶりだ。
9月18日、ジャンプの公式ツイッターで公開された表紙には、強くて個性的なキャラクターが集う盗賊団「幻影旅団」のメンバーがデフォルメされた姿で映っている。これに対しては、「あれ前と一緒じゃね?」「12巻のセルフオマージュ」とのコメントがリプライ(返信)で寄せられた。2001年刊行の単行本12巻で、連載当時の幻影旅団のメンバー13人を表紙に描いていたからだ。
だが、36巻では10人になっている。ファンらから「死んだ団員に花が手向けられてるのか、、、」「死んだキャラのところに花が。。」と指摘があるように、12巻にいた「パクノダ」「シャルナーク」「コルトピ」の場所が、花になっている。ほかにも、12巻では描かれていたが現在はいない「ウヴォーギン」と「ヒソカ」の代わりに、新メンバーの「イルミ」と「カルト」が映っている。
30巻の表紙に「仕掛け」があった
また、イルミの手には花が握られている。ファンの間では、イルミが団員の誰かを「亡きもの」にするのではないかとの見立てもある。
実は、2013年に公開された劇場版「HUNTER×HUNTER 緋色の幻影(ファントム・ルージュ)」の来場者特典として配布されたミニ冊子「0巻」のQ&Aコーナーで、作者の冨樫さんがこんな発言をしていた。
ファンからの質問「今後、クラビカは、幻影旅団はどうなるのでしょうか?」
冨樫氏「全員死にます」
今回の表紙にも何か「伏線」があるのではないかと勘ぐっているファンは多い。
過去にも、30巻の表紙に「仕掛け」があったとして、話題になった。30巻の表紙には、ハンター協会の幹部「十二支ん」のメンバーが後ろ向きに立っている姿が映っている。その中で、「バリストン」と「サイユウ」という2人のキャラクターだけ手を組んでいる。つまり「裏で手を組んでいる」というわけだ。後のストーリーで、この2人が裏切り者だということが判明する。作者は表紙のイラストで暗示していたのだ。