さとう珠緒に「くも膜下出血」の危機迫る 食事には配慮してもアレがやめられない
両手で拳を作り頭の上に持ってくる「プンプン」ポーズで知られる、タレントのさとう珠緒さん(45)に、まさかの「くも膜下出血」の危機だ。
2018年8月30日放送の「主治医が見つかる診療所」(テレビ東京系)で、「脳ドック」を受けたさとうさん。ある生活習慣が原因で、その体に恐ろしい病気が忍び寄って来ていた。
1日3食栄養バランスのとれた食事だが
さとうさんのある日の朝食はトースト、ソーセージ、タマゴ、野菜、ヨーグルト、コーヒーとバランスよさそうな献立だ。友人から、発酵食品には腸内環境を整え「血液サラサラ効果」が期待できると聞き、積極的にとるようにしているという。
昼食は楽屋でお弁当。和食・洋食・中華料理のメニューから魚料理の入った和食を選択し、スタッフが買ってきた納豆とキムチを食べた。
夕食は、飲食店で豚しゃぶ、ゴマだれ、マグロと長芋の和え物、エビクリームコロッケ、小松菜とジャコのおひたし、ポテトサラダと、栄養バランスが良い5品を選んだ。体型維持のため、夜に白米は食べないという。1日を通して、食生活に気を使っているようだった。
しかし、さとうさんは大のお酒好き。2015年2月の放送では大量の飲酒をしており、脳梗塞が5か所に発見されていたのだ。今回の放送でも、夕食時にレモンサワー、白ワイン、ビールなど計4杯を空けていた。別の日も、スナックでべろべろに酔っ払った様子でハイボールを飲んでいた。
「脳動脈瘤」の可能性、8ミリ以上で破裂のリスク
さとうさんの飲みっぷりに、番組で医師が苦言を呈した。「お酒をあれだけ飲むと、それだけで腸内環境が悪くなる」ので、アルコールを控えるようにとの助言だ。人間の一生における酒量は決まっているといい、男性は約500リットル、女性は約250リットルで「極量」に達するという。それらを超えると心筋梗塞、脳梗塞、がん、認知症になる可能性があるため「(お酒は)年齢とともにだんだん減らしていくのがいい」と話した。
さらに、さとうさんの脳の血管に小さなコブが発見され、「脳動脈瘤」の可能性があると診断された。番組によれば、脳動脈瘤は大きくなって破裂した場合、くも膜下出血を引き起こす恐れがある。くも膜下出血は、激しい頭痛や半身まひ、言語障害などの症状に襲われ、発症した人の3分の1が命を失うとされている。
さとうさんのコブは現在3ミリぐらいだが、8ミリ以上になると破裂のリスクが高まるという。さとうさんの「(コブは)小さくできるんですか」との問いに、医師は「1度できたものは無理です」と回答。「これ以上大きくしないこと。少なくとも半年後にもう1度ちゃんと調べましょう」と話した。
「ご心配をおかけしてしまいすみません」
国立循環器病研究センター循環器病情報サービスのウェブサイトによると、脳動脈瘤破裂の予防手段として効果があると考えられているのは外科治療で、薬による方法は今のところない。また「高血圧の治療と禁煙は必ず実行してもらいます」と書かれている。治療の対象となるのは(1)一般的に脳動脈瘤の最大径が5ミリ前後より大きく、(2)年齢がほぼ70歳以下、(3)その他の条件が手術の妨げにならない場合、とのことだ。(3)の「その他の条件」は例えば、全身状態が悪く治療に耐えられないようなケースでは手術の妨げになると判断される。
さとうさんは番組放送の翌日の8月31日に自身のブログを更新した。そこには番組で下された診断について触れており、
「とあるTV番組で脳ドックの結果がひどかったのですが 番組スタッフさんからはそんなに心配いらないということでした 一部の方にご心配をおかけしてしまいすみません 前回の脳梗塞もなくなってるみたいでした
とはいうものの、体調管理に気をつけなきゃいけないなぁと思う今日この頃です 皆様も体調に気をつけてお過ごしくださいー」
と綴っている。