無料で自動車点検教室も開催 「マイカー点検キャンペーン」実施中

   日本自動車整備振興会連合会(日整連)は2018年9月、10月の2か月間、自動車の適切な点検・整備の実施促進を通じて自動車の事故防止を図ることを目的に「マイカー点検キャンペーン」(自動車点検整備促進全国キャンペーン)を実施している。毎年この時期を点検・整備の強化月間として行っているもので、今年のスローガンは「聞こえてる? 車のアラート マイカー点検」だ。

日整連・マイカー点検キャンペーンのキャラクター、てんけんくん
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日常点検の目安は月に1度

   自動車ユーザーには、道路運送車両法等により、自動車を点検・整備し、適正な状態に維持すること、および定期点検の実施が義務付けられている。日整連がまとめた「My Car Hand Book」では、日常点検のやり方についてもわかりやすく説明している。目安として月に1度、長距離走行前や洗車時などに行うことが推奨される。日常点検は、(1)エンジンルームをのぞいて点検、(2)車のまわりを回って点検、(3)運転席に座って点検、の3つのステップで行う。

   エンジンルームでは(1)ウインド・ウォッシャー液の量、(2)ブレーキ液の量、(3)バッテリー液の量、(4)冷却水の量、(5)エンジンオイルの量、を確認する。

   車のまわりでは、(1)タイヤの空気圧、(2)タイヤの亀裂・損傷および異常な摩耗、(3)タイヤの溝の深さ、(4)ランプ類の点灯・点滅およびレンズの汚れや損傷をチェック。

   運転席では、(1)ブレーキ・ペダルの踏みしろおよびブレーキの効き、(2)パーキング・ブレーキ・レバーの引きしろ、(3)ウインド・ウォッシャーの噴射状態、(4)ワイパーの拭き取りの状態、(5)エンジンのかかり具合及び異音、(6)エンジンの低速及び加速の状態、を確認する。

   キャンペーンでは、ラジオやウェブなどを活用し、運動の実施、点検・整備の必要性、保守管理の大切さについての広報活動を実施する。また、各都道府県自動車整備振興会において各種イベントを開催するほか、日常点検やタイヤ交換、タイヤチェーンの装着方法などを指導する「自動車点検教室」を無料で実施する。

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