タトゥーを入れて「9割」が後悔、月100件以上の除去相談も 美容外科調査

   タレント・りゅうちぇるさんが「タトゥー」を入れていることを明かして以降、インターネット上ではその是非をめぐる議論が盛んに行われている。

   「日本のタトゥーのイメージを変えてほしい」と擁護する声も少なくないが、タトゥーを入れた人の9割が「後悔した」――との調査結果がある。

タトゥーを入れたりゅうちぇるさん(りゅうちぇるさんのインスタグラムより)
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「こんなにも偏見されるのかと思いました」

   りゅうちぇるさんは2018年8月19日にインスタグラムを更新。妻と子の名前を両肩に彫ったことを明かした。

   21日に再度更新し、「いろんな意見を、ありがとうございます」と前置きしたうえで、

「まず、今まで応援してくれていた方が、冷たいコメントだけを残し、ぼくのことを一瞬で嫌いになるのが本当ならおどろきです」
「それなりに予想はしてたけど、こんなにも偏見されるのかと思いました」

とコメント。予想を超える批判の多さに、ショックを隠せない様子だった。

   美容外科「東京イセアクリニック」(東京都新宿区)が17年9月12日~13日の期間、20代から40代の男女350人を対象にしたインターネット調査(複数回答)によると、「タトゥーが入っている人」への印象で最も多かったのが「怖い(反社会的なイメージ)」で44.0%だった。「若気の至り、恥ずかしい」(29.4%)、「生活に支障が出てしまう」(26.9%)、「不快、不愉快」(26.3%)、「個人の自由、何とも思わない」(23.1%)と続く。

   実際にタトゥーを入れた人を対象に、今現在どう感じているのかを「後悔」「満足」「何とも思わない」の3択で聞くと、「後悔」が最多で90.9%。「満足」は10%ほどだった。

クリニック院長「タトゥーが入っていることが足かせに」

   調査結果に対し、東京イセアクリニック・吉種克之総委員長は、

「軽い気持ちで彫ってしまうとほぼ100%に近い割合の方が後悔するといっても過言ではなく、一般的な社会人として生きるにはタトゥーが入っていることが足かせになる場合が多いようです」

と発表資料でコメント。同クリニックには、タトゥー除去の相談が毎月100件以上寄せられるという。

   りゅうちぇるさんのタトゥー公表は、本人が綴ったように批判も少なからず上がった。一方で、

「お嫁さんと子供の名前彫るってそれくら大好きって事じゃ無いの?って思うのは私だけ?逆に羨ましいよ」
「りゅうちぇる、かっこいいわ批判も多いやろうに...尊敬しますぜひ日本のタトゥーのイメージを変えてほしい!!!!!」

と擁護の声も少なくなく、タトゥーをめぐる議論に一石を投じた。

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