6歳の天才ドラマー、その名は「とらたろう君」 あの「よよかちゃん」のライバルに?!
海外メディアに紹介されるほどの腕前で知られる女子ドラマー・よよかちゃん(8)に、ライバル出現の予感だ。
2018年8月11日、ツイッターで公開されたのは、小さな体で勢いよくドラムを叩く、とらたろう君(6)の姿だ。動画は8月17日の時点で300万回以上再生され、話題を呼んでいる。J-CASTトレンドは17日、とらたろう君の父親に取材した。
「ゆーちゅーぶの しゅうえき ぜんぶを きふします」
とらたろう君は現在、広島市内の幼稚園に通っている。11日に投稿された動画は、とらたろう君をテレビで見たという香川県小豆島の保育園でからオファーが届き、そこで撮影されたものだ。保育園では、「名探偵コナン」のテーマ曲「キミがいれば」や、「ちびまる子ちゃん」の「おどるポンポコリン」などを披露した。
曲のレパートリーも豊富だ。子ども向けの曲に限らず、X JAPANの「紅」や、ピンクレディーの「UFO」まで、幅広く演奏する。本人のウェブサイトでは、2018年5月時点のレパートリーは81曲となっているが、取材時点では「100曲は間違いなくあります」と父親が答えた。最近は公演のオファーが多く、リクエストもあって正確には数えきれないようだ。ちなみに、最近のとらたろう君のお気に入りは、メタル風にアレンジした「アンパンマンのマーチ」だという。
また、とらたろう君は、地元・広島を含む地域で7月に発生した西日本豪雨の復興支援を呼びかけている。7月18日、本人のツイッター「6歳ドラマー『とらたろう』」には、「ゆーちゅーぶの しゅうえき ぜんぶを きふします」のコメントとともに演奏動画が投稿され、義援金を集めるためにクラウドファンディングを開始している。その後も、チャリティーコンサートを行っている。
アイスホッケーにも熱中、将来の夢は
メディアや演奏会にひっぱりだこのとらたろう君だが、普段はどんな生活を送っているのだろうか。
父親によれば、ドラムの練習はほぼ毎日、可能な日は朝・夕・晩に15分ずつ行っているという。しかし練習漬けというわけでもなく、「今年1月に始めたアイスホッケーに夢中で、毎週のように(岡山県)倉敷へ通っています」と明かした。ツイッターにも、スティックを振るとらたろう君の様子が公開されている。
10月には著名演奏家との共演、19年1月には東京でのコンサートに出演が決まっている。最後に、とらたろう君の将来の夢を聞くと、父親は、
「アイスホッケーの選手になってカナダに住むと張り切っていますが、やっぱりドラムの人になる!と言い出したり、日々変化があります」
と教えてくれた。