優しいカレ、でも「結婚はしないよ」 悩むアラサー女子に迫る決断の時
「結婚したいのに彼が中々煮え切らない」
「結婚の話題が出ると彼にはぐらかされる」
など、結婚話が進まず、彼との関係に悩んでいる女性はいませんか?
私の周りでも、いつまでも結婚してくれない彼に悩んでいるアラサー女性が多く、付き合いが長いとさらに結婚話が遠のく現状があるようです。
そこで今回は、リアルなアラサー女性にインタビューを実施! 「彼が結婚してくれない」と悩んでいる女性・T美さんに取材を実施してみました。
彼女が彼に結婚を望む一方、見えてきたものとは...!?
交際5年、金曜日に会って土曜日に解散
―今の彼とはどこで知り合ったんですか?
T美:もともと彼とは職場が同じだったんです。最初はどうも思っていなかったんですけど、「T美と一緒にいると楽しい!」って思ったことを素直に伝えてくれる人で...。無邪気なところにどんどん惹かれていった時に相手から告白されたこともあって付き合いだしました。
―彼とは、今でも同じ職場なんですか?
T美:私が転職をしたので今は別々なんです。その時と比べたら毎日会うことはなくなりましたが、今でも連絡は頻繁に取っていますよ!
―ちなみにどのぐらいの頻度で?
T美:私が新しい職場に移った時は忙し過ぎて、若干連絡が疎かになっちゃったんですけど、今は仕事もだいぶ落ち着いたこともあって、毎日LINEしていますね。
―毎日連絡をしてくれるなんて、かなりマメな方ですね。
T美:歴代の彼氏と比べてもマメなタイプだと思います。付き合い当初からすぐ返信をしてくれるスタンスは変わってなくて、あとは「おはよう!」とか「今から帰る」とか些細なことでも連絡をしてくれますよ。かなりマメンズなタイプだと思います。
―では、そういうところにも惹かれたんですか?
T美:そうですね!あとは「この人、仕事出来る!」ってところから興味を持ったのが最初だったんですけど、今でも私のことを褒めてくれるところも好きですね。
―えっ!めちゃくちゃ優しい彼じゃないですか!
T美:はい(笑)。「今日も頑張ったね!お疲れさま!」とか「メイク変えた?今日のメイク好きだな!」とか、仕事のことや容姿のことを褒めてくれたりするのは、付き合い当初からずっと変わらないです。今でも疲れた時にはマッサージもしてくれますし...。
―すっごく素敵ですね!今でも頻繁に会ってるですか?
T美:週一は会うようにしています。大体平日の金曜日の会うことが多くて、次の日の土曜日に解散!みたいな。付き合った当初から、平日は彼優先、土日は友達優先や自分がしたいことをする日といった感じのスタンスだったんで、今でもそういう付き合い方です。
―お互いが理解しているならそういった付き合い方もアリですね!そんな彼とはそろそろ結婚...ですか?
T美:いや、それが全く結婚の話は出てなくて...。
別の男性に乗り換りかえようとも
―えっ...!?!? T美さん、確か付き合ってもう長いですよね?
T美:そうなんです。26歳の時に付き合ったのでもう5年ですね。26歳の時はすぐ別れるかもなぁんて思った時もありましたけど、まさかの5年も経ってしまいました...。彼は昔から「結婚はしない!」って公言しているタイプで、いわゆる「結婚しない族」なんですよ。あんまり結婚に対していいイメージがないようで...。
―なるほど...。いや、でも5年も長く付き合っていたら、結婚も間近だと私なら意識しちゃいますけどね~。ってなると、何で付き合ってるんだろうって思いません?
T美:はい...。最近は結婚してくれないって分かっているので、別の男性のところに乗り換えたくなってきちゃいました。って言っても、特に何か行動をしている訳じゃないんですけど、実は数年前に別の男性とご飯に行ったことがあったんです。
―おおお!それでどうでした?
T美:いや、何だかしっくりこなくて、結局、今の彼の方がいいなぁって思ってしまって...。どうしても減点しちゃって、その人ともご飯に行ったっきりで何もないです。やっぱり今の彼じゃないとダメみたいです。
―けど、このまま結婚出来なかったら?彼は「結婚しない族」なんですよね?
T美:もちろん結婚が全てではないと思いますが、さすがにそれは避けたいですね。だけど、そんな彼と付き合っているからなのか、最近「結婚」という"紙切れ"にこだわるのもどうかなぁって思うようになってきました。
―そういえば、同棲もしていないんですよね?
T美:はい...。同棲すると自分の時間もなくなりそうなので...。例えばですけど、一緒にいすぎて嫌になってしまうことがあったとしたら、今の距離感の方が程よいかなぁと。なので最近では「週末婚」が気になっています。まぁ私の場合は「平日婚」になりそうですが(笑)。
彼に結婚という選択肢がないなら...
―何か話を聞いていると「結婚したい」と思っている割に、そこまで焦っていないような気もしますね。
T美:言われてみればそうかもしません。けど、週末婚もしくは平日婚ならいつまでも新鮮な気持ちが続きそうだし、お互いの仕事や、やりたいことにも集中出来そうですし!もちろん彼が結婚してくれることに越したことないですが、彼に結婚という選択肢がないなら、私は週末婚でもアリです!!
―そういえば私の知人でも週末婚というか、大阪と東京で遠距離婚している人がいますね。あっ、最近有名なゾゾタウンの前澤社長も前に「結婚しない主義」と公言していたはず...。
T美:そうそう!そういうライフスタイルって今の時代に合っていると思います!今は"紙切れ"での結婚といった枠に捉われなくなっている時代ですし、ラブラブな関係が続くなら、私は「今後の未来」ではなく「今の幸せ」を取ります。好きな気持ちは変わらずあるので!
―最近では結婚式にも様々なスタイルがありますが、結婚後の生活にも夫婦それぞれの事情に合った形があるって言いますしね。そう考えると、T美さんには週末婚といったスタイルが合っているのかもしれませんね。では、最後の質問です!そんなT美さんにとってズバリ結婚とは?
T美:その質問めちゃくちゃ難しいですねぇ。結婚したことない私が言うのも変ですが、「夢からの卒業」ですかね。
―えーっ!!何か寂しすぎませんか?(汗)
T美:「今が良ければいい」って思って結婚しないでいるけど、結婚するってなると「今の幸せ」を少なからず捨てないといけないのかなぁとも思っています。我慢も必要なのかなぁって。
―T美さん...。「彼が結婚してくれない」と言っていますが、もしかしたらT美さんもまだ結婚したくないのでは?
T美:確かに言われてみればそうかもしれません。お互いが自分の時間を尊重して一緒にいる時は、2人での時間を楽しんで結婚生活を送るみたいなスタイルが私には合っているかもしれません。なので結婚というよりも、やっぱり「週末婚」ならしたいですね!自分達の今あるライフスタイルを大切にしたいので...!
―ありがとうございました!
終始、彼のことを考えながら取材に応じてくれた、T美さん。
ちなみにT美さんは今年32歳を迎えますが、
「今後の未来も大切だけど、今を楽しみたい」
「彼との生活も楽しみたいけど、自分の生活も重要視したい」
と、"紙切れ"の「結婚」には遠い様子です...。
とは言え、恋人同士だからこそ、今後を見通した上で自分達に合った「結婚の形」を早めにセレクトすることも必要かもしれませんね。
grp編集長・安部舞紗