おにぎり「のり」はパリパリ?しっとり? 心理学者、脳科学者、医師が判定

   おにぎりの海苔(のり)について、「パリパリ」と「しっとり」のどちらを好むかで意見が分かれる。

   明石家さんまさん、マツコ・デラックスさんらは過去にテレビで「しっとり派」だと話しているが、脳科学者は「パリパリの方が認知症の予防になる」と説明した。

おにぎりの海苔はパリパリ派?しっとり派?
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「ホンマでっか!?TV」出演芸能人は「しっとり派」

   マイボイスコム(本社・東京)は、インターネットで全国のモニターに「おにぎり」に関するアンケート調査を2018年7月1日~5日に実施した。10代~70代の男女1万563人が回答した。

   おにぎりへのこだわりを答える自由回答欄では、海苔への言及が目立った。

「海苔はしっとりとしたほうがたべやすくて好きです」(17歳男性)
「海苔がぱりぱりのものを良く選んでいます」(46歳男性)
「自分で作るときは、のりは食べる直前に巻く」(25歳女性)

   海苔に対して、「パリパリ」と「しっとり」のどちらを好むかについては、以前フジテレビ系の情報トークバラエティー番組「ホンマでっか!?TV」(2016年2月3日放送)で大きく取り上げられた。

   明石家さんまさん、マツコ・デラックスさん、「ブラックマヨネーズ」の小杉竜一さんと吉田敬さんらなど、出演者はしっとり派が多かった。だが、番組に出演する評論家たちの間では異なる意見だった。

パリパリは「認知症予防」になる!?

   番組で、心理学者の植木理恵氏は、子どもの頃に遠足などでしっとりとした海苔のおにぎりを食べていた人は、大きくなって食べたときに「ノスタルジー」を感じるため、しっとりを好むと分析した。

   一方で、武蔵野学院大学・国際コミュニケーション学部教授で、脳科学評論家の澤口俊之氏は、パリパリの海苔の方が「認知症の予防」に繋がるとした。口の中に刺激を与えること、海苔がこぼれないように口を動かすことなどが認知機能の衰えを防ぐのによいのだという。

   さらに、東京大学・医学部卒の医師で、東京・代々木公園診療所に勤める亀井眞樹氏は、素手で握ったしっとりとした海苔のおにぎりは、時間が経つにつれてバクテリアが繁殖するため、衛生的にはパリパリの方がいいと話した。

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