清原和博の著書「告白」読んだダルビッシュ 「誰がなんと言おうが応援していきます」
2018-08-04 07:00:00
元プロ野球選手・清原和博さん(50)の栄光と転落の半生をつづった著書「告白」(文藝春秋)が、2018年7月27日に発売された。
米大リーガーのダルビッシュ有投手もさっそく読み、「人間らしさが見れてすごく良かった」とブログで感想をつづっている。
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PL学園からプロ入り、そして覚醒剤に...
「夜の酒場に出ていくと、いろんな人がいました。次第に、いわゆる闇の世界の人間ともそういう場所で遭うようになりました」
「最初に覚醒剤を使った時、本当にそれはもう軽い気持ちでした。(中略)それでも、覚醒剤というのは、1回手を出しただけで支配されてしまうんです...」
清原さんは2016年2月に覚醒剤取締法違反で逮捕され、懲役2年6か月、執行猶予4年の有罪判決を受けた。「告白」では、野球を始めた少年期から、高校野球で全国優勝を経験した名門・PL学園(大阪)時代とドラフトの「事件」、プロ野球での数々の栄冠、そして薬物依存との葛藤について、赤裸々につづっている。
表紙の金属バットを手にする清原さんの姿も印象的だ。これは18歳の時に甲子園で通算ホームラン記録となる13本目を打ったバットで、清原さんは2017年5月にこのバットと32年ぶりに再会した。そのときの思いが、帯に記載されている。
「このバットを握った瞬間、身震いしました。32年前、あの甲子園で人生が変わりました。バットは体の一部です」
ダルが見た清原の「人間らしさ」
8月2日、ダルビッシュ投手はブログで「告白」の感想をつづった。
「素直で弱音も吐きながら自分の過去を話していて人間らしさが見れてすごく良かったです!」
清原さんのことを「大好きな人」「特別な人」のひとりだと話し、「いつも見せる笑顔がすごく好きで、なんか深くにある優しさみたいなのを感じていましたね」と過去の交流について振り返っている。
「プロ2年目(2006年)に清原さんに死球を当ててしまい、新聞紙上で怒られかなり落ち込みましたが数日後に優しく声をかけてくださり、そのあとも会うたびに挨拶に行かせていただいていました(正直怖かった)」
ダルビッシュ投手は「違法な薬物を使用したのは間違いなく良くない事です。そこは罪をしっかり償っていかないといけないでしょうし、反省もしなければいけないでしょう」と前置きしたうえで、
「さぁ皆で清原さんのセカンドチャンス、応援しましょうよ!(中略)自分は誰がなんと言おうが応援していきます!」
と清原さんの再起を期待している。
8月2日放送の「ノンストップ!」(フジテレビ系)によると、清原さんは薬物依存の治療で現在も約2週間に1回、薬物検査を受けているという。