「夏休み子ども科学電話相談」が今年も熱い 大人も夢中、今年も飛び出す「名問答」

   1984年に始まり、2018年で35年目となるNHKのラジオ番組「夏休み子ども科学電話相談」。小中学生の純粋無垢な質問に、専門家がわかりやく、時には大胆に回答する。

   例年、インターネット上で話題となるなど、世代問わず人気のこの番組。今年も「世界は朝から始まったの?」「飼っているカブトムシの脚がとれているので治せませんか」など難解な疑問がぶつけられている。

番組サイトより
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ハトは3秒でモノゴトを忘れるの?

   今年は7月23日~8月3日と8月23日~31日の期間、放送される。「昆虫」「天文・宇宙」「植物」「動物」「科学」「鳥」「水中の生物」「恐竜」「心と体」「ロボット・AI」の10分野を対象に、その道の「先生」が質問に答える。

   以下、実際のQ&Aを少し紹介しよう。※会話は一部省略

Q.小5の男の子

「友だちからハトは3秒でモノゴトを忘れてしまうって聞いたんですけど」

A.森林総合研究所の川上和人先生

「○○くん、ハトの気持ちになってそんなことを言われたらどう思う?これは間違いなく悪口ですね。ただの悪口です。その友達に聞いて欲しいだけど、なんでそう思ったのか知りたくてしょうがない」

続けて、ハトは記憶力はしっかりあるとし、伝書鳩を例に出して正しい知識を伝えた。

モフモフできる優しい恐竜っている?

Q.5歳の女の子

「(モフモフしても痛くない)一緒に遊べる優しい恐竜がいたら教えてください」

A.恐竜学者の小林快次先生

「毛がある恐竜か~優しい恐竜だったらね、植物食べてる恐竜だったらいいのいるんだけど」
「モフモフしたいっていうと、オルニトミムスっていうダチョウにそっくりなのがいるよね。ダチョウって人になつくもんなんですか?」

A.旭山動物園前園長の小菅正夫先生

「私の経験からいうと馴れない。上手く翼を手でつかんで上手出し投げのように回転させながら頭を下げるという方法でおとなしくさせるのはできますけど」

A.小林先生

「じゃあオルニトミムスはあまりなつかないかもしれないので、モフモフしてあまり動きが早くないのだと一つ考えられるのはデイノケイルスかな」

   過去のエピソードは、番組公式サイトで一部配信されている。白熱する真剣なやりとりに、耳を奪われるのは必至だ。

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