大ヒット小説『夫のちんぽが入らない』ドラマ化 「夫婦の壮大なるラブストーリーに」
2018-07-03 08:00:00
発売1か月で13万部を売り上げた人気小説『夫のちんぽが入らない』(扶桑社)がドラマ化される。
2019年に動画配信サイト「FOD(フジテレビオンデマンド)」「Netflix」で配信予定だ。
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強烈な題名、重苦しく壮絶なエピソード
同書は、主婦ブロガー・こだまさんの実体験に基づく私小説だ。あけすけなタイトルだが、重苦しく壮絶なエピソードが淡々とした筆致で綴られている。
作品の主人公「私」はすなわち筆者だ。小さな集落に生まれた「私」は18歳のころ、進学のため東北地方へとわたる。そして下宿先で出会った男性と交際を始める。
「ちんぽが入らない」とは、男性と初めて体を重ねようとしたとき、性器が挿入できなかったことを端的に表現した言葉。
「いつか入る」という願いを秘めて、「私」は男性と結婚する。しかし、それは壮絶な生活の始まりだった。性器が挿入できない悩みを引きずりながら、仕事や家庭でさまざまな困難に直面する「私」。そうした自身の境遇にますます傷つき、孤独感を強めていく...。
重苦しい読後感を心の中に残し、自分の生き方・家族観を見つめなおすきっかけになる、そんな本だ。
17年1月16日に書店に並ぶと、翌日には重版がかかるヒット作となった。1年でインターネット検索の件数が最も上昇した作品などを表彰する「Yahoo!検索大賞2017」では小説部門賞を受賞。18年5月からは「週刊ヤングマガジン」(講談社)で漫画版の連載も始まった。
主人公は女優・石橋菜津美さんが演じる
ドラマ版は、女優・石橋菜津美さん(26)が主人公を、夫役は俳優・中村蒼さん(27)が務める。
番組を企画したフジテレビ・清水一幸プロデューサーは、
「"普通"とはなにか?"当たり前"とはなにか?"愛"とはなにか?を考えられる、一つの夫婦の壮大なるラブストーリーに仕上がっていると思います。石橋さんと中村さんの熱演をお楽しみに!」
と番組サイトでメッセージを寄せている。