プロ野球球宴ファン投票の途中経過発表 あの3球団に「選出ゼロ」の可能性
サッカーワールドカップが盛り上がりを見せる中、プロ野球は毎年夏の恒例イベント「オールスターゲーム」の人気投票で、白熱のバトルを展開している。
2018年6月18日、日本プロ野球機構(NPB)は投票の中間集計をまとめた最終報告を特設ウェブサイトにて発表した。今年は読売ジャイアンツ、埼玉西武ライオンズの選手に人気が集中している。一方で、3球団にファン投票での「選出ゼロ」の可能性が高くなってきた。
上原浩治と松坂大輔の共演あるか
オールスターゲームには、ファン投票などで選ばれた一部の選手のみが出場できる。セ・リーグの人気は、読売ジャイアンツに集中している。
選出が濃厚なのは遊撃手の坂本勇人選手(29)、捕手の小林誠司選手(29)の常連メンバーに加え、今年初めて「4番」に座るなどブレイク中の一塁手の岡本和真選手(21)、そして10年ぶりに日本球界に復帰した中継の上原浩治投手(43)だ。
上原投手はこのまま選出されると、2007年以来の出場となる。27万630票を獲得しており、2位の鈴木博志投手(21、中日ドラゴンズ)とは10万票以上差がある。選出はほぼ当確か。
ただ、懐かしい名前は上原投手だけではない。選出されれば2006年以来となる先発の松坂大輔投手(37、中日ドラゴンズ)も選出濃厚だ。松坂投手は29万7763票を獲得しており、2位の菅野智之投手(28、読売ジャイアンツ)とは10万票以上差がある。
なお、松坂投手は6月17日に先発する予定だったが、登板直前に背中の痙攣(けいれん)を訴えて先発を回避している。翌日には登録が抹消された。ネット上では出場に影響が出ないか心配する声が上がっている。
西武から6人、一方でこの3球団は
パ・リーグで人気なのは、現在リーグ首位を走る埼玉西武ライオンズだ。10部門中、6部門で1位につけている。先発の菊池雄星投手(27)、捕手の森友哉選手(22)、一塁手の山川穂高選手(26)、二塁手の浅村栄斗選手(27)、遊撃手の源田壮亮選手(25)、外野手の秋山翔吾選手(30)の選出が濃厚だ。
一方で、残念ながらファン投票での選出が「ゼロ」となる可能性が高い球団がある。阪神タイガース、東北楽天ゴールデンイーグルス、千葉ロッテマリーンズだ。3球団の選手は、いずれのカテゴリーでも選出が厳しい位置にいる。
なお、出場選手はファン投票だけでなく、選手間投票・監督推薦でも選ばれる。こちらは例年そのシーズンの成績がよい選手が選ばれる傾向にあり、ネット上では先発のメッセンジャー投手(36、阪神)、先発の岸孝之投手(33、楽天)、中継の松永昂大投手(30、ロッテ)らが選ばれる可能性があるとの声が上がっている。
ファン投票の最終結果の発表は6月25日。選手間投票などを含む最終メンバーは7月2日に特設ウェブサイト上で発表される。