ファミマとAirbnb業務提携 「店舗で鍵受け渡し」も視野に

   ファミリーマートは、Airbnb(エアビーアンドビー)との業務提携を2018年5月21日に発表した。Airbnbは空き家・空き部屋の提供者を募り、旅行者に貸し出す民泊の仲介を行っている。

左から2人目がファミリーマート澤田社長、同3人目がAirbnbの田邊代表取締役)(c)ファミリーマート
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依然成長を続けるインバウンド需要

   提携により両社は、(1)鍵の受け渡しサービスのような、ファミマ店舗を活用したAirbnbのサービス向上、(2)店舗および各種メディアを使ったプロモーション活動、(3)さまざまな業種の企業とのコラボレーションによる、宿泊施設提供者および宿泊者の宿泊事業活用のサービス向上、(4)地域に根ざした宿泊普及拠点としてのファミマ店舗インフラの活用、を検討する。

   発表資料によると今回の業務提携は、依然成長を続けるインバウンド需要を背景に、訪日外国人へのさらなる利便性と旅の楽しさの提供を目的としている。日常生活に不可欠な商品やサービスを展開するファミマと、世界的に民泊事業で実績のあるAirbnbの双方が持つ知見を融合させることで、各店舗が多様な情報・サービスの発信地点となり、宿泊施設提供者や宿泊者がいつでも気軽に訪れる地域拠点となることを目指す。

   両社は今後、多様な商品やサービスの開発・ 提供、マーケティング活動を推進。宿泊事業の普及・拡大とシェアリングエコノミーの発展を通じた地域経済の活性化を目指す。

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