子どもが描いた絵が「料理」に変身 アプリ「SketchCook」で楽しく食育

   大塚製薬は2018年5月18日、親子向けの食育アプリ「おいしいおえかき SketchCook -A nutritious experiment with Google」を公開した。

   翌19日には東京都内でイベントを開催。子どもたちが実際にアプリを使い、遊びながら栄養バランスの大切さを学んだ。

イベントに参加した女の子
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子どもの食生活に乱れ、親も栄養管理に不安

   「SketchCook」は、子どもが描いた料理の絵をまるで本物の料理のような画像に変換し、メニューを判別。栄養バランス上、相性の良い料理とともにそのレシピを提示する。

   例えば「オムライス」を描いたら、副菜として「野菜スープ」「海藻サラダ」がオススメされる。その上で、それぞれの料理に必要な材料と作り方がわかる。

   19日のイベントに出席した大塚製薬・井上眞専務取締役は、開発の背景を

「成長期の子どもたちの食生活の乱れは見逃すことができない課題だった」

と話す。

   近年、家族が一緒に食卓を囲んでコミュニケーションを取る時間が減り、親が食の大切さを子どもに教えたり、一緒にご飯を作ったりする機会が減ってきているという。また、同社の調査から、多くの親が子どもの栄養管理に不安を持っていることがわかった。

利用者の母親の感想は?

   そこで、親子で楽しく食育を学べるツールとして、アプリを開発した。絵の判別にはグーグルの機械学習を活用し、レシピ情報は「楽天レシピ」から提供を受けた。栄養のバランス面では、管理栄養士の西村小涼(こすず)氏が監修した。

   8歳の娘とイベントに参加した40歳の母親は、J-CASTトレンドの取材に、

「何気なく食べている料理がどんな食材から作られているのか、子どもが考えるきっかけになったと思います。普段料理を作るときに見た目には気をつけていますが、栄養面では偏ってしまう日もあったので、母親目線でも参考になりました」

とコメントした。

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