駅そば界のパイオニア「阪急そば」に新商品 神戸B級グルメと合体...だと?

   阪急阪神レストランズ(大阪市北区)は、阪急そば・阪急そば若菜 の18店舗にて「牛すじぼっかけそば・うどん」を2018年4月16日から6月30日まで販売する。

   牛すじ肉をふんだんに盛った神戸のB級グルメ「ぼっかけ」をテーマにしたそばとうどんだ。


牛すじぼっかけうどん
牛すじぼっかけうどん
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「珍そば」だけではない阪急そばのメニュー達

   関東の人にはなじみがないかもしれない。「阪急そば」とは、私鉄王国・関西の筆頭格である「阪急電鉄」の駅構内や沿線を中心に展開し、2017年に開業50周年を迎えた立ち食いそば店だ。数々のメニューを考案し続け、時折アイデアがあらぬ方向に向いてしまい「珍そば」と揶揄されることもあった。

   しかし、そんな阪急そばの知名度を一躍上げ、珍そばが大ヒット商品になり得る可能性を示したのが、2015年に十三店(大阪市淀川区)で販売された「ポテそば・うどん」だ。発売から1か月で3000食を売り上げた「ポテそば・うどん」は富士そばなどでも販売され、全国へ普及した。


ポテそば

   2016年には夏季限定メニューの「かき氷そば・うどん」が登場。ざるそば・うどんに山ほど盛られた氷へ、めんつゆをかけて溶かす斬新さと清涼感がウケ、こちらもヒット。2017年の夏にも再びメニューに並んだ。


かき氷そば

   記憶に新しいものでは2018年1月から販売されていた「おでんそば・うどん」がある。


おでんうどん

   がんもどき、ちくわなど6種類のおでんとそばの組み合わせはツイッターでも話題を呼び、

「次の麺ブームを牽引する」
「さすが阪急そば」

などのツイートが並んでいた。

関西のマイナーグルメをメジャーに

   さて、今回の新商品「牛すじぼっかけそば・うどん」はどんなものかというと、神戸のB級グルメ「ぼっかけ」がテーマ。ぼっかけは牛スジ肉とコンニャクを醤油ベースで甘辛く煮込んだもので、神戸以外では「すじこん」とも呼ばれている。 甘辛くじっくり煮込んだ牛すじ肉の旨味が出汁に溶けこみ、他のぼっかけそばとうどんでは中々入れない温泉玉子を投入し、まろやかさを引き立たつ。ぼっかけには欠かせない青ネギと天かすものせ、ボリューム満点の品となっている。

   2013年には発売された大阪・南河内発祥で、牛の小腸を油で揚げた「油かす」をトッピングした「かすうどん・そば」がそれまで馴染みのなかった北摂・京阪神地域で知名度を上げた。


かすうどん

   神戸発祥のB級グルメ「牛すじぼっかけそば・うどん」も今回の発売を機に大ヒットするかもしれない。

   「牛すじぼっかけそば・うどん」の販売は阪急そば15店(茶屋町口店・園田店・六甲店・西宮北口駅前店・武庫之荘店・池田店・茨木店・石橋駅構内店・上新庄店・桂店・長岡天神店・東向日店・西京極店・千里山店・南千里店)、阪急そば若菜3店(十三店・西宮北口店・塚口店)にて。

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