2018年企業のエイプリルフール企画 ロッテ、マック、アドビがやってくれた
1年に1度ウソをついてもよいとされている「エイプリルフール」。毎年さまざまな企業が各々の「遊び心」を発揮して、人々を楽しませる企画を用意している。
2018年のエイプリルフールにはどんな楽しいジョークがあったのか。J-CASTトレンド記者がピックアップしてみた。
4月1日といえば...「○○の日」
大きな反響を呼んだのは、日本マクドナルドだ。4月1日になると、スプーンが伝説の剣になっている「マックフルーリー エクスカリバー」、仮想通貨をイメージした近未来ハンバーガー「ビットマック」など4商品の情報を次々に公式ツイッターで配信した。「いいね」は合わせて10万件を突破している(4月5日時点)。
画期的なアイデアを思いついたのは、コンテンツ・アプリケーション制作の「アドビシステムズ」だ。同社が開発した画像編集ソフトウエア「Adobe Photoshop」から着想した、「細胞レベルで身体をレタッチする」というプロテイン「#飲むフォトショップ」を、エイプリルフール企画として発表した。飲むだけでムキムキの体になることができるというもので、「ずるい」「爆笑」などネット上で大ウケだった。
エイプリルフールだからというだけでなく、「4月1日」に手の込んだ企画を用意しているのは、ロッテのチョコレート菓子「ビックリマン」だ。4月1日は「ビックリマンの日」でもあり、毎年さまざまなビックリ企画を用意している。今年は最新テクノロジーによる次世代型ビックリマン「テックリマン」の発売を発表した。商品の中に入っているシールから3Dのキャラクターが浮き出て、家の警備、花見の場所取り、さらには野球の投手として大いに活躍するという。ツイッター上では「浮き上がるとこまでならAR技術で実現できそう」「こういうの大好き」といった声が上がった。
ロッテの特設サイトならびに公式ユーチューブチャンネルには、ビックリマン終身名誉PR大使の元プロ野球選手・里崎智也さんがプレゼンターとして登場する「テックリマン」の新製品発表会ムービーと、女性お笑いコンビ「ガンバレルーヤ」のよしこさんがビックリマンのキャラクター「スーパーゼウス」に扮した「おもしろフェイクムービー」がアップされている。
野球&サッカー&バスケの三角トレード
企業のエイプリルフール企画では、異業種のコラボも活発だ。
たとえば今年は、ポケモンの「イーブイ」と大手寿司チェーン「すしざんまい」のコラボがあった。ポケモンの公式ツイッターアカウントが、すしざんまいの木村清社長のまわりをイーブイで囲んだ写真とともに、「『すしざんまい イーブイ店』2018年11月21日堂々オープン」と告知。すると、「腹も心も満たされる、まさに夢のコラボ」「もふもふしたい」といった反響が寄せられた。
スポーツ好きを沸かせたのは、プロ野球「オリックス・バファローズ」、サッカー・Jリーグ「セレッソ大阪」、バスケットボール・Bリーグ「大阪エヴェッサ」の三角トレードだ。オリックスの金子千尋投手がセレッソに、セレッソの柿谷 曜一朗選手がエヴェッサに、エヴェッサの橋本拓哉選手がオリックスに期限付きで移籍することが発表された。ツイッターでは「活躍しそう」「似合う」など、各チームのファンから期待の声が上がった。
もちろんすべてエイプリルフール企画なので「ウソ情報」だが、江崎グリコが2017年のエイプリルフールに発表した「夜食りんごヨーグルト」が今年実際に商品化したように、今後実現する企画ももしかしたらあるかも......。