大人だって流しそうめん楽しみたい そうめん協会もお墨付きの新型機がクール
雑貨卸のドウシシャ(大阪市)は2018年4月上旬から、ウォータースライダーを模した流しそうめん機「大人の流しそうめん」を発売する。
これまでの「子供向け」とは一線を画す出来だという。
「大人の流しそうめん」(プレスリリースより)
タカラトミーアーツが先鞭
縦に割った竹の上をそうめんがスーッと流れ、子どもたちが我も我もと箸ですくう――。流しそうめんと聞けば、こんな光景が目に浮かぶ人が多いかもしれない。だが、より手軽かつ娯楽色の強い方法が浸透しつつある。
タカラトミーアーツ(東京・葛飾区)は2016年6月、ウォータースライダーをイメージした流しそうめん機「ビッグストリームそうめんスライダー」を発売した。本体の高さが58センチ(最高高低差56センチ)、長さ75センチの本格派で、「走麺(そうめん)距離」(麺が走る距離)3.6メートルをくるくると流れる。遊園地「東京サマーランド」がデザイン監修する力の入れようだ。
「そうめんスライダー」は当時話題となり、発売後ほどなくして売り切れる人気ぶりだった。ヒットの影響か、その後類似商品が多数販売され、「流しそうめん」と「ウォータースライダー」の組み合わせが一般的になりつつある。
「ビッグストリームそうめんスライダー」(Amazonより)
ドウシシャが発売するのは、従来のメインターゲットであった子供ではなく、大人向けだ。
シックな黒ボディーでコンパクト
「市場に出ている、スライダー付きの流しそうめん器では玩具のイメージが強いものや、サイズが大きい物が多く、大人も楽しめるものが少ない」――。こうした背景から、「大人の流しそうめん」が開発された。
シックな黒のボディーに透明のスライダーが3段。インパクト十分ながら、幅47、奥行35、高さ55センチとコンパクトだ。
「大人の流しそうめん」(プレスリリースより)
特徴は他にもある。本体最上部に氷を入れるケースがあり、下から循環してきた水がここを通ることで常に冷たい水でそうめんを味わえる。
また、そうめんを投入するケースは6つに分かれており、そうめんを小分けして入れれば適当な間隔で流れる。そうめんを毎度投入する手間を省いた。
世界流しそうめん協会も公認だというこの商品。18年4月上旬から全国の量販店などで発売する。現在、同協会の通販サイトやアマゾンで予約を受け付けており、価格は8500円ほど。