追っかけ一筋アラサー娘に母は「大バカ者」! 嘆きの投稿に「胸に突き刺さる」「やっぱり楽しい」
読売新聞(2018年3月5日付朝刊)の「人生案内」欄に掲載された「『追っかけ』一筋の30代娘」という投稿が話題となっている。
ツイッターには、同じようにアイドルの追っかけに明け暮れる人、娘を持つ母親、双方の立場から書き込みが相次いだ。
ただ追っかけのために働いている
内容はこうだ。50代後半の主婦だという投稿者は、30歳を過ぎた娘の将来を強く案じている。
というのも、娘は高校生の時から夢中になっているタレントがおり、「追っかけ」に熱を入れているというのだ。現在では給料の大半をつぎ込み、「チケットが手に入れば、日本中どこへでもライブやイベントに出かけます。同じライブツアーに何度も行くこともあります」。
そのためか、「結婚して子どもがいる友人たちとは疎遠になり、今、友人と言えば、追っかけで知り合った40~50代の独身ばかり。大バカ者だと思います」と嘆く。
実家住まいにもかかわらず生活費すら渡さない、将来を期待できるような職に就いていない......母親の悩みは尽きない。
現状、「ただ追っかけのために働いている」娘に、何度も「自分の人生を見つめ直すように注意」しても、全く聞き入れてはもらえず。投稿者はどうすればよいかわからず、途方に暮れるのだった。
後ろめたさはあるが簡単には止められない
母親の悲痛な叫びに、ツイッターではさまざまな立場の人から意見が寄せられている。
投書の中の娘と同じように「追っかけ」に精を出す人からは、「この記事、、胸に突き刺さる、、たぶん、私も、こう思われてるんだろうね?自立しなきゃ。。」と罪悪感にかられる人や
「うちの両親もこんな気持ちなんだろうか......んー...でもやっぱり楽しいのは楽しいしストレス発散になるんだよな......」
と、後ろめたさを感じつつも簡単には止められないとする人がいた。中には、アイドルグループ「モーニング娘。」のファンを公言するツイッターユーザーが「これ(編注:新聞の投稿欄)の切り抜きがテーブルにそっと置いてあった」と報告する声もあった。
一方、母親の立場からはどうか。
「一生懸命育てた娘が、破滅への道を爆進中。生活費云々よりも、それが辛いよね」
と、投稿者に同情する声や
「ウチは、我が子にも自分と同じような道を歩ませようとしてるけど(中略)音楽や娯楽は、生活の中になくても生きていけるけど、生きる力や楽しさをくれると思ってるので!趣味の合う友達は、大切だよ☆」
と娘に理解を示す声も上がった。