「西郷どん」もびっくり!大迫力の肉と魚 鹿児島霧島市の食材を使った2つの丼を食べてみた
薩摩藩士の西郷隆盛を描く2018年NHK大河ドラマ「西郷(せご)どん」。俳優・鈴木亮平さん(35)が西郷の役を演じ、下級藩士から明治維新の立役者として成長していく姿を描く。
ドラマをきっかけに、西郷隆盛や地元・鹿児島に興味を覚えた人も少なくないはず。折しも、両者を「食」で感じられるメニューが考案された。
(左から)「霧島ブラック西郷丼・海」、「霧島ブラック西郷丼・山」
西郷隆盛にちなんだメニュー
東京・大手町の日本料理屋「膳菜酒 塁」では18年3月5日~3月30日の期間、鹿児島県霧島市の食材をふんだんに使ったランチメニューを提供する。
その名も「霧島ブラック西郷丼・山」と「霧島ブラック西郷丼・海」(いずれも税込1000円)だ。
「霧島ブラック西郷丼・山」は、西郷隆盛は(1)みそ作りが得意だった、(2)豚肉を好んで食べた、という逸話にちなんで考案された。薩摩の黒い宝石と呼ばれる「霧島高原ロイヤルポーク」をみそ炒めととんかつに仕上げ、丼に豪快に盛り合わせた。
「霧島ブラック西郷丼・山」
「霧島ブラック西郷丼・海」は、黒酢を混ぜたエサを与えた「さつま黒酢ぶり」と地元の茶葉を食べて育った「霧島サーモン」を使った海鮮丼。霧島市から直送した新鮮な刺身を、ご飯が見えなくなるほど贅沢に盛りつけている。
「霧島ブラック西郷丼・海」
ボリュームたっぷり、食べ始めたら止まらない
提供に先がけ、2月27日にはメディア向け試食会が開かれた。記者も実際に2つのメニューを実食した。
とにかくボリュームがある「霧島ブラック西郷丼・山」は、お椀を持つとずっしりと重みを感じる。「油ものづくしで完食できるだろうか...」と一抹の不安を覚えるも、杞憂だった。
味噌炒め、とんかつともに食べた瞬間、口いっぱいに豚の脂が広がるが、ほのかに甘みを感じられまったく嫌な感じはない。肉×肉の組み合わせも、見た目を良い意味で裏切る優しさだった。
ピンクとオレンジの見た目が鮮やかな「霧島ブラック西郷丼・海」は、刺身1枚1枚が肉厚で大きく、食べごたえあり。添えられたレンゲに半身しか載りきらない迫力だ。味も文句のつけようがなく、鹿児島に思いをはせながら舌鼓を打った。
料理長の本間さんは、
「西郷氏をイメージしてどんぶりからはみ出るような、インパクトのあるどんぶりを目指しました」「(ドラマの)西郷どんのファンの方を含め、広く味わっていただければと思います」
と意気込んだ。
メニューは11~15時のランチ限定で、一日各10食のみ提供する。
店の住所は、東京都千代田区大手町1-7-2 東京サンケイビル地下2階。東京メトロ「大手町駅」から徒歩1分。
「膳菜酒 塁」の外観