30代以降は要注意 時間を奪う「老眼ロスタイム」が深刻

   新聞を読むとき、資料を精査するとき、メールをチェックするとき......ふとした瞬間に「老眼」を意識することはないだろうか。

   この記事を読む時に、目をほめたり、画面を拡大したりして見ている読者も少なくないだろう。

画像はイメージ
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年間18時間を「ムダ」に

   ボシュロム・ジャパンは2017年11月22日、老眼をテーマにしたWEB動画「オトナ瞳の『ピント』ロスタイム」を公開した。

   動画では、「老眼ロスタイム」に悩む主婦が描かれているが、これはいったい何か。

   同社が、「老眼を自覚しながらも対策をしていない」と答えた40代・50代男女400人を対象にした調査によると、老眼を矯正していないことが原因でモノを見る際にピント合わせに消費する時間が、月平均で約89分になることがわかった。1年で換算すると約18時間にも上る。この浪費時間を、同社は「老眼ロスタイム」と名付けている。

   それでは、どんなシーンで「老眼ロスタイム」が発生しやすいのか。内訳をみると、「スマホや携帯でメールを読むとき」が最多で約11.9分(月)。次に多いのが「パソコンでネットの記事を読むとき」(約10.8分)。電子機器を使う際に「ロス」が頻発しているようだ。

生活の質を下げることにも

   調査では「老眼ロスタイム」による実害も聞いており、

「文字や数字を間違えることがある」
「見ることに集中して聞き逃してしまう」
「頭痛や肩こりなど体調が悪くなる」

など、生活の質に悪影響を及ぼしている実態が明らかとなった。

   なお、老眼を自覚する平均年齢は47.2歳だが、最も早い人は35歳からすでに老眼を感じていたとのこと。

   サッカーのように「猶予」が与えられれば良いが、人生において「ロス」した時間は戻ってこない。老眼に悩んでいる人は、早めの対策が吉のようだ。

※調査は17年10月13日~14日の期間、インターネット上で実施。

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