何がホントでどれがウソ!? いま話題の「糖質制限」
「糖質制限」「糖質ダイエット」がニュースやテレビで取り上げられ、書籍や雑誌、それをうたった商品が増え続ける一方で、過度の炭水化物節制に異議を唱える声も多く上がっている。今回は疑問や不透明な部分もまだまだ多い「糖質」について、その効果や健康との関係がわかる3冊を紹介する。
J-CASTニュースの書籍サイト「BOOKウォッチ(http://books.j-cast.com/)」でも特集記事を公開中。
糖質とは何か?どう付き合うべきか? 糖質制限の本当を知る指南本
「本来の目的や効果を理解しないまま、糖質制限に取り組むのは危険。糖質制限の本質について誤解している人があまりにも多すぎる」というのは、のべ20万人の患者を診てきた糖尿病専門医・牧田善二氏。『日本人の9割が誤解している糖質制限』(著者:牧田善二 ベストセラーズ 899円)では、過度な糖質制限に警鐘を鳴らし、「万能の健康法ではない」「人は糖質がなければ生きていけない」「糖尿病より怖いのはやせすぎ」など、正しい糖質との付き合い方を明らかにする。
「誤解だらけの糖質制限」「食べていい糖質、やめるべき糖質」「最も健康的な糖質制限とは」「糖尿病を糖質制限で治す時代は終わった」「糖質制限よりも大切なこと」の全5章。
糖尿病専門医・指導医が監修する糖質制限のレシピ本
北里研究所病院の糖尿病センター長である山田 悟氏が監修したレシピ本『北里研究所病院 Dr.山田流「糖質制限」料理教室』(著者:山田悟 主婦と生活社 1404円)。「"一食の糖質量20~30g"を守るだけのシンプルな食事法~」「炭水化物も少量ならばOKという指針~」、糖質制限のQ&A、多くの糖尿病患者の方や生活習慣病・ダイエットが気になる方に試してほしい献立例などが多数掲載されている。糖尿病の最新のニュースや食材の糖質量リスト付き。
ダイエット・糖質制限に必携のハンドブック
1200食品の糖質・カロリー・脂質・たんぱく質・塩分量がひと目でわかる『増補新版 食品別糖質量ハンドブック』(著者:江部康二 洋泉社 864円)。食品は穀類、豆、果実、肉類などから、おつまみ、乳製品、インスタント食品・レトルト、各種スイーツ、外食全般まで、さまざまなジャンルが紹介されているので、日常の食事で細かくチェックすることができる。ほかにも「糖質制限食の3つのコース」「ソフトドリンク・アルコールの選び方」「これいいね!糖質制限食でもOK!うれしい低糖質の食品」「江部先生教えて!糖質制限食の不安・疑問Q&A」といったコラムや実践ガイド付き。