pixivの短縮URLサービス「p.tl」終了へ 888万超URLリンク切れの余波は...?

   インターネット企業「pixiv」が、2017年9月29日12時をもってURL短縮サービス「p.tl」(ピードットティーエル)の運営を終了する。

   ネット上には、短縮URLのリンク切れによる混乱を懸念する声が利用者の間で上がっている。

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880万件以上のURLが迷子に?

   URL短縮サービスは、長い文字列のURLを短くできるサービスで、リダイレクトにより本来のURLに接続する。Googleの「Google URL Shortener」など、複数のサイトから提供されている。

   pixivのURL短縮サービス「p.tl」は、2010年4月に始まり、ツイッターでpixivの作品を紹介する際などに活躍した。ただURLの新規作成は、14年に停止された。

   「p.tl」のサービス自体も、2017年9月29日12時をもって終了する。pixivが「p.tl」の公式サイトで9月19日までに発表した。

   サービス終了後、「p.tl」がこれまでに発行していた888万件超のURLはリンク切れとなる。「リンク等を設置している場合は、上記日程(編注:9月29日12時)までに変更をお願いいたします」と、公式サイトでは説明されている。

   ツイッターなどインターネット上では、

「pixivの短縮URLサービス終了の件、ドメインだけは絶対保持し続けて欲しい。ドメイン失効して良からぬことを考える奴に渡った日には約880万件のリンクが全部スパムになる可能性もある」
「短縮URLサービスの終了ってネット史的には膨大な資料の喪失と同義なんだけど非常によろしくない、この一件だけじゃなくてこれからもあるんだろうなと思うと憂鬱、自分の生きていた時代が資料的に穴空いてるとかいやです」
「URL短縮サービスのp.tlが終了とのことで短縮したURLは二度と目的地にたどり着けない。880万件以上のURLが迷い子になってしまうんだな。こんなことを考えるとノリ、勢いで立ち上げられたと思われる便利系Webサービスは利用しにくい」

など、影響を心配する声が寄せられている。

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