有楽町のシンボル「日劇」、84年の歴史に幕 「昭和の映画の時代が終わる...」

   東京・有楽町の映画館「TOHOシネマズ 日劇」が2018年2月上旬をもって閉館することが決まった。TOHOシネマズが2017年8月31日、公式サイトで発表した。

   戦前から有楽町のシンボルとして知られてきた「日劇(日本劇場)」の名前が、約84年の歴史に幕を下ろす。ツイッターなどでは、「お疲れ様でした。悲しいけど仕方が無いね...」と惜しむ声が相次いでいる。

有楽町マリオン(写真はWikimedia Commonsから、Kakidaiさん撮影)
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始まりは1933年

   日本劇場は1933年、現在の東京・有楽町マリオンの場所に開館し、映画やショーの興行で人気を集めた。81年に閉鎖され、建物は取り壊されたが、84年に再開発で完成した有楽町マリオンで「日本劇場」「日劇東宝」「日劇プラザ」の3館の劇場としてオープン。2002年に「日劇PLEX」、09年に「TOHOシネマズ 日劇」と名前を変えながらも、34年間親しまれてきた。

   ツイッターなどインターネット上では、

「日劇閉館するの!?しかも来年2月!?」
「昭和の映画の時代が、いよいよ終わる......」
「劇場と言っても今の建物はかつての日劇とは違うけどとうとう名前すら消えてしまうのか。。」
「お疲れ様でした。悲しいけど仕方が無いね...」

など、悲しみの声が殺到している。

   ミニシアター系作品を中心にする「TOHOシネマズ シャンテ」も閉館する予定だったが、「シャンテ」ファンの要望もあって営業を継続するという。

   TOHOシネマズは2018年、近隣の日比谷に都心最大級の映画館「TOHOシネマズ 日比谷」を開業するとしている。

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