定番の薬味はもう飽き飽き! 日本豆腐協会直伝の「ネオ冷や奴」作ってみた
2017年6月30日放送の「タモリ倶楽部」(テレビ朝日系)をきっかけに、「ネオ冷や奴」なる単語が、ツイッター上で話題となっている。これはいったい...?
異色の組み合わせが完成!
「爽快セブン」にタモリ絶賛
番組では、
「アンタまだネギと醤油で食べてんの?豆腐屋さん対抗『ネオ冷や奴フェス2017』」
と題し、関東の人気豆腐店4店が集結、冷や奴に添える薬味の新たな組み合わせを開発した。
放送では、以下4つの組み合わせが紹介され、番組MCのタモリさん(71)も絶賛した「爽快セブン」がグランプリに輝いた。
「スタミナナッツ豆腐:紅生姜+カシューナッツ+にんにく」
「爽快セブン:アボカドオイル+梅干し+しらす」
「なんちゃってガスパチョ風冷や奴:トマトジュース+オリーブオイル+塩」
「ゴーヤハニーちゃん:ゴーヤ+バター+はちみつ」
実際に、記者も「爽快セブン」を食べてみたが、これがイケる。梅干しの酸っぱさと、しらすのしょっぱさがなんとも絶妙。アボカドオイルが引き締め役として口当たりをまろやかにしてくれる。
だが、より良い「組み合わせ」はないだろうか。そこで、豆腐の有識者たちが集う「日本豆腐協会」に聞いてみた。
塩辛、オリーブオイルで挑戦
日本豆腐協会の広報担当者は、
「冷や奴は、五味のうち、『酸味』と『塩味』の2つが合います」
と話す。
五味とは、味覚の根本となる5つの要素「甘味」「酸味」「塩味」「苦味」「うま味」を指す。豆腐には、たまねぎやすりおろしたりんごなどの「酸味」と、塩辛などの「塩味」が相性バッチリとのこと。
また、風味として「油」もおススメする。
「ごま油で中華風にしたり、オリーブオイルでイタリア風、あとはニンニクオイル、タマネギドレッシングなどが合うと思います」
豆腐のプロからの貴重なアドバイス、これは試すしかない。今回は、「すりおろしりんご」「塩辛」「オリーブオイル」で挑戦した。
見た目はお世辞にも良くは無い。
いざ、パクリ。....「ん???」一瞬、何を食べているのかわからない。初めて味わう味覚だった。美味しいのか、まずいのかわからない。それくらい複雑な味だ。
恐れつつも箸を進めていくと、次第に舌は慣れてきた。ジョナゴールドの強い酸味と、塩辛のしょっぱさが、咀嚼を繰り返すごとに豆腐と良い塩梅で絡み合っていく。オリーブオイルはあっても無くても良いかもしれない。
正直、記者には判断しかねる一品になった。試した読者はぜひ、編集部まで感想を寄せてほしい。