日清、「黒歴史」と自虐のカップ麺発売 実際に食べてみると...
「時代を先取りしすぎて売れなかった」「今度こそ売れて欲しい!!」――日清食品は2017年7月3日、過去に発売するも「惨敗」した3商品を再発売する(各税別180円)。
サマーヌードル?だし天茶?熱帯U.F.O?
リベンジに挑む商品は、日清が「黒歴史トリオ」と呼ぶほど売れ行きがさっぱりだったという1995年6月発売の『カップヌードル サマーヌードル』、2002年6月発売の『日清のどん兵衛 だし天茶うどん』、2002年7月発売の『日清焼そば 熱帯U.F.O.』。
タイトルだけでは、なかなか見た目や味が思い浮かばない、確かに「黒歴史」感が漂うラインアップだ。
J-CASTトレンド編集部では、一足先に商品を入手したので実食してみた。
『カップヌードル サマーヌードル』
まずは、『カップヌードル サマーヌードル』。
「ジャマイカの夏」をイメージしたという、赤緑黄の3色が印象的なパッケージ。「スカッと辛い夏スープ」「レモングラス香るすっきりトムヤム味」と商品説明が踊る。
具材は、ベーコンに、キャベツ、スクランブルエッグ、ダイスキャロット、ネギとたっぷり。彩りも鮮やかだ。
いざ、食べてみると、さわやかなレモングラスの酸味と香辛料のピリ辛さが見事にマッチ。厚めのベーコンも肉々しく食べごたえがある。ただし、これが「トムヤムクン」といわれると若干の物足りなさを感じる。エスニック愛好家の間では賛否が分かれそうだ。
『日清のどん兵衛 だし天茶うどん』
次は、『日清のどん兵衛 だし天茶うどん』
「天ぷら茶漬けとうどんを融合した創作和風のどん兵衛」と銘打たれたこの商品。「ほうじ茶」をベースにしただし汁に、海苔の天ぷらを加えた。隠し味にわさびも入っている。
さて、味はどうか。まずはスープを一口。ノーマルタイプのどん兵衛を、より薄味にした感じだろうか。ほうじ茶の風味はほとんど感じられず、わさびのツーンとした辛さが支配的だ。
気になる天ぷらは、小ぶりながら存在感十分。汁を吸った衣はこれだけでもご飯が進みそう。
『日清焼そば 熱帯U.F.O.』
最後は、『日清焼そば 熱帯U.F.O.』
タイで作られる焼きそば「パッタイ」をイメージして作られ、ほどよいウェーブの中太麺に、ローストナッツや香味野菜などで香りづけした甘辛いソースが絡まる。
味は、とにかくスパイシー。香辛料と後入れのオイルがインパクト大。食欲が落ちる夏場にはぴったりだ。
具材が、にらとエビだけだったので少し寂しさを感じたが、記者は3商品の中でこれが一番「リベンジ」の可能性が高いと感じた。
みなさんは、どの商品に食指が動いただろうか?