「自分のつむじ、見たことある?」 Visaの風変わりな動画に込められたメッセージが深い

   「自分のつむじを見てください」と課題を出されたとしよう、アナタはどうする?手鏡などを使って、合わせ鏡の要領で見ようとするだろう。

   それでは、他にもいくつか道具はあるものの、鏡が一枚しかない場合......どうだろうか? 世界最大の決済ネットワークをもつ国際ブランド、ビザ・ワールドワイド(以下Visa)は、2017年から「残高の『見える化』」をVisaデビットの新しいコンセプトに打ち出し、キャンペーンを展開している。その一環として同社は、6月21日にユニークな動画を公開した。

   「自分のつむじを見る」というお題目のもと、1室に男女4人のチャレンジャーを集め、室内にある道具を使って自分のつむじを見ようと工夫する様子を映した動画を、同社キャンペーンサイトにて公開した。

「自分のつむじ 見たことある?」
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悪戦苦闘の末、突如ひらめいた

   1室に集められた男女4人。彼らに与えられたミッションは、室内にある道具を使って自分のつむじを見ること。映像は、手鏡、ミラーボール、ボーリング球、ドライヤー、洗面器、アルミホイルといった道具を前に、やや緊張気味に座るチャレンジャーたちの様子から始まる。彼らは自分のつむじを見るべく工夫を凝らすものの、なかなかつむじを見ることができない。

   やがて1人の女性が何か思いつき、自分を撮影しているビデオカメラに近づいてあることを行うと――。ここから先はキャンペーンサイトを見てのお楽しみ。

風変わりな企画の発端は、Visaが17年1月12日~26日に実施した「見える化」キャンペーン。次のような例を挙げて、「『見えないけれど、見たい...』そんなあなたの夢を叶えます! あなたが気になる見たいものをツイートしてください」と呼びかけた。

「小さい頃毎年お正月にもらっていたお年玉。親に預けたあとどうなったんだろう? 子どもの頃のお年玉の今を『見たい』...!」
「全く予想がつかない将来。好きな人と結婚できる運命なのだろうか? 将来の結婚相手が『見たい』...!」
「自由気ままなねこのタマ。ニャーニャー鳴いているけど何を伝えたいんだろう? ねこの気持ちが『見たい』...!」

   その結果773件のツイート投稿が集まり、その中から@Risa0702chanの「つむじが見たい!」が選ばれた。映像は、Visaが先の「見えないけれど、見たい...」夢を叶えるという宣言通り実行したことの証しというわけ。

見える化するって、すごく大事

   遊び心にあふれたVisaの「見える化」キャンペーンにはある狙いが隠されている。それは同社が提供するVisaデビットカードのメリットを広く知ってもらうことだ。

   デビットカードとは、銀行の預金口座と紐付けされた即時決済(払)カードのこと。クレジットカードと異なり、利用するとすぐに利用代金が銀行の預金口座から引き落とされる。しかもインターネットバンキングへ登録すれば口座残高やデビットカードの利用履歴が簡単にネットで確認できる。さらにカードの発行銀行によってはキャッシュバックや特典ポイントが付与される。現金払いをするためにわざわざATMに行って、場合によっては手数料を払ってお金を引き出すより、よっぽどお得で楽だ。

   Visaのクレジットカードと同様にどのVisa加盟店でも使えるVisaデビットカード。利用感覚はクレジットカードと似ているが、これまで現金派だった人にも、「現金のように使えるVisaカード」としてオススメの決済サービスだ。

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