結婚は人生最大の「後悔」か? これからの人に贈る「結婚指南書」

   「結婚しなくても幸せになれるこの時代に、私は、あなたと結婚したいのです」という結婚情報誌「ゼクシィ」のCMが話題になっている。未婚率の上昇や若者の恋愛離れが進む中、「結婚しなくても幸せになれる」と結婚にこだわらない生き方を示したことが共感されたようだ。では、この時代にあえて結婚する意味とは何なのか、同時に離婚や再婚、事実婚についても考えてみたい。

   J-CASTニュースの書籍サイト「BOOKウォッチhttps://books.j-cast.com/)」でも特集記事を公開中。

『ビジネスパーソンのための 結婚を後悔しない50のリスト』(著・大塚寿、ダイヤモンド社)
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結婚を後悔しない50のリスト


『ビジネスパーソンのための 結婚を後悔しない50のリスト』(著・大塚寿、ダイヤモンド社)

   結婚によって、うまくいく人もいれば、ダメになる人もいる。1万人のビジネスパーソンにインタビューして分かったことは「最大の後悔とは仕事ではなく、結婚だ」ということだったそうだ。みなさんはどう思いますか。

   『ビジネスパーソンのための 結婚を後悔しない50のリスト』(著・大塚寿、ダイヤモンド社、1512円)は、結婚で何を後悔したのか、原因は何だったのか、うまく行くためにはどうすればいいのか、失敗と対処法を紹介する。

   ちょっとした生活習慣、育った環境の違い、相手の家族との付き合い、子どもの教育方針など50の具体例をまとめた。いくつかあげると「仕事ばかりしなければよかった」「相手の価値観をもっと理解すればよかった」「結婚後、相手の長所が短所になった」「感謝や愛情表現の一言が言えなかった」「つい意地を張ってしまった」「浮気をしなければよかった」などなど。今からでも役に立つ処方箋ばかりだ。

結婚はこわくない、この1冊で安心


『結婚までに、やっておくべきお金のこと』(著・中村芳子、サンマーク出版)

   「手鍋下げても」という言葉がある。好きな人と夫婦になれるなら貧しさもいとわないという意味だが、結婚するにはやはり、お金が大切だ。『結婚までに、やっておくべきお金のこと』(著・中村芳子、サンマーク出版、734円)は、お金の専門家であるファイナンシャル・プランナーが結婚とお金について実務的なアドバイスをする。

   結婚には準備が必要だし、結婚すれば日々の家計をやり繰りし、将来のために貯金もしなければならない。これまでとお金に対する考え方が変わってくる。「シングルライフ」と「結婚ライフ」はどう違うのか、婚活、結婚資金、式の費用、結婚してからのキャリア&マネープラン、子どもの教育費、年金と老後――幸せな人生のためのヒントが網羅されている。

   事実婚、離婚、再婚にも触れ、結婚に不安を持っている人やためらっている人にも「結婚はこわくない、この1冊で安心」がキャッチフレーズだ。

30歳までに結婚したい!というあなたへ


『結婚さえできればいいと思っていたけど』(著・水谷さるころ、幻冬舎)

   『結婚さえできればいいと思っていたけど』(著・水谷さるころ、幻冬舎、1080円)の著者、水谷さるころさんはフリーランスのイラストレーター。アラサ―(30歳前後)になると「30歳までにぜったい結婚したい」と思い、30歳でめでたく結婚できた。「これでもう人生軌道に乗ったー」と思った。

   ところが、結婚してみると想像とは大違い。3年半後に離婚し「結婚さえできればいいと思っていた私がバカだった」と猛反省。本当の幸せとは何かを考え抜いた末に、36歳で子どもがいるバツイチと再婚(事実婚)し、自分なりの幸せに――。

   アラサ―婚活からの10年間を赤裸々に描いたコミックエッセイだ。結婚とは何か、人生とは、幸せとは何か。「30歳までに結婚したい!」という熱病にかかっている人たちにとってリアルな体験談だ。

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