ポカリスエットの新テレビCMが放送開始 八木莉可子と300人のダンスシーンに「これぞ青春!」

   大塚製薬のイオン飲料「ポカリスエット」のテレビCMは、これぞ青春!と呼べるようなシーンを切り取った映像作品で、世代を問わず好感度が高い。例えばツイッターには、「ポカリのCM青春感いいね。」「ポカリのダンスのCMいいな。なんか元気が出るよね。」といった声が寄せられている。

   2017年4月14日、今年度のブランドCM第1弾「踊る始業式」篇が全国で放送を開始した。モデルで女優の八木莉可子さん(15)が、昨年に引き続きイメージガールを務める。

八木莉可子さん
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「踊る始業式」篇のヒロインは本物の高校1年生

   ポカリスエットブランドのメッセージは「自分は、きっと想像以上だ。潜在能力をひき出せ。」。学校の始業式を舞台に描く「踊る始業式」篇では、昨年の「エール」篇、「サンクス」篇よりも難易度の高い振り付けに、八木さんと約300人のダンサーが挑んだ。

   ヒロイン役の八木さんはこの4月に高校生になったばかり。今回のCMは等身大の姿をとらえた映像作品でもある。彼女を中心におよそ300 人の生徒が、手を打ち、足を踏み鳴らして合唱をしながら踊り始める。男子と女子、交互に並んだ列が互い違いにダンスを披露。ボディパーカッションと重なっていく。

   ところで今回のCM には、今年2月に募集したコンテスト型SNSキャンペーン「#ポカ動 すごい!青春一発動画」の受賞作品の中から、15 作品が随所にインサート(挿入)されている。春の季節らしいはじまりの期待、友情、恋の予感、じゃれあい――。動画1つひとつは短いものの、CMにリアル感を注入している。

   映像は大人数のダンスシーンに戻る。舞台は体育館から水の入っていない屋外プールへ。プールのまわりの教員や保護者らが、若者たちを鼓舞するように一斉にブルーの粉を投げ入れる。ブルーに染まる世界で一心不乱に踊る八木さんと学生たち。一瞬、教会で洗礼を浴びているかのように見える。

   ラストシーン。ワクワクする青い気持ちが炸裂したのか、喜びを体いっぱいで表現する。手を挙げてジャンプしたり、周囲の人と抱き合ったり、健闘を称えあったり――。何かに夢中になり、仲間とまっすぐにそれをやり遂げようとする若者の姿は美しい。ポカリスエットは、「自分は、きっと想像以上だ。潜在能力をひき出せ。」と、学生たちにエールを贈る。

   「踊る始業式」篇は15秒・30秒・60秒の3パターン。いずれもYouTubeの大塚製薬公式チャンネルで公開されている。

メイキングドキュメンタリーも必見

   昨年のCM 撮影で一緒に踊った一部のダンサーは今回の収録にも参加した。八木さんは「ポカリ仲間」と1 年ぶりに再会。本物の学校が撮影地ということもあり、クラスメイトと体育祭や文化祭の練習を行うような雰囲気に包まれて、収録は進んでいった。

   先述した通りダンスのレベルが格段にアップした今回のCM。さらに音を打ち鳴らすことの難しさも加わり、ダンサーたちも苦しんだほど。八木さんは約1か月間のレッスンを乗りきり、持ち前の辛抱強さでダンスを踊り切った。収録後のインタビューでは、出演者が一丸となったエピソードを明かしてくれた。

「ダンスが分からなかったら、すぐまわりの人が教えてくれたり、『ここ間違ってるよ』とか言ってくれたり。やさしいし、おもしろい人もいっぱいいて、ほかのお仕事と違って大掛かりな分、みんなが一致団結して心を一つにするのがすごく楽しいです」

   公式チャンネルでは新CMの舞台裏をメイキングドキュメンタリーとして公開中。レッスンと収録でヘトヘトになりながらも、ポカリスエットで水分補給して、作品を作り上げていく映像は必見だ。

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