専務と常務、どちらを先にお酌する?
社会人として知っておきたい、マナー、用語、お金の指南本
4月1日から新年度がスタートする。フレッシュな新入社員や新入生たちは、生活・お金・マナー・人生計画など、将来に向かって希望に胸を膨らませているころだろう。今回は新たな生活へ向かう彼らを勇気づけ、社会人の常識がわかるガイド本3冊を紹介する。
J-CASTニュースの書籍サイト「BOOKウォッチ(https://books.j-cast.com/)」でも特集記事を公開中。
言葉のスペシャリストが教えてくれる社会人用語
『できる大人が使っている社会人用語ハンドブック』(著・今井登茂子、サンマーク出版)
元TBSアナウンサーで、多くの著名人へのインタビューやスポーツ実況、司会などで活躍した今井登茂子氏。退職後は人材教育を行うコミュニケーションスクール「とも子塾」を主宰している。今まで培われた"話すプロ"ならではのスキルをまとめた本が『できる大人が使っている社会人用語ハンドブック』(著・今井登茂子、サンマーク出版、1296円)だ。
「大手企業での数千もの研修で、つねに熱望されたのが仕事上の言葉遣い。これは優れたビジネスマンや年長者に発する言葉が、いかに大切かを示しています。知らぬ間に"問題外"の烙印を押されないためにも正しい社会人用語を身につけましょう」
「話す・聞くをスムーズにする敬語の最速マスター法」、「聞き方・受け答えで使える社会人用語」などシーン別に解説されているのでわかりやすい。
今さら聞けない 会社の「?」がわかるガイド本
『会社の教科書』(著・matsu、フォレスト出版)
働くって?会社って?マナーって......?
ビジネスマナーから仕事の基本・コツまで、社会人として大切なことがまるごとわかる『会社の教科書』(著・matsu、フォレスト出版、1080円)。
「"っていうか...""...いいっすか?""ボクが..."。こんな言葉を会社で使っていませんか。エレベーターや応接室はお客様より先に入る、後に入る?"専務"と"常務"どちらに先にお酒をつぎますか? など、知らない間にあなたは恥をかいているかもしれません(本書より)」。
本書では、「これだけで人間関係はスムーズに おつきあいのマナー」、「意外とみんなできていない?周りに差がつく敬語や電話のマナー」、「新人でもこれだけで一目おかれる仕事のコツ」、「アフター5でも学生時代と同じはNG 社会人のプライベート」など、全7章をマンガとイラストで楽しく紹介している。
これから社会にでる新入社員はもちろん、転職する人、敬語やマナーに自信が持てない人、新入社員や部下を指導する上司やリーダーも必見。コピーして使える電話帳メモ&メモ帳付き。
損をしたくない人必見 お金の学習参考書
『知らないと損する 経済とおかねの超基本1年生』(著・大江英樹、東洋経済新報社)
大手証券会社で長年個人の資産運用相談を担当し、その間に相談やセミナーで接したお客様は3万人以上。さらに「経済や投資の基本」テキストなどのコンテンツを制作し、累計40万人以上に「経済とおかね」に関する授業を開催してきたという著者・大江氏。
『知らないと損する 経済とおかねの超基本1年生』(著・大江英樹、東洋経済新報社、1620円)では、人生で大きな損をしないための経済のしくみを正しく知ることができる。
「お金を使えば給料は増える」、「お金を増やすしくみ」、「お金の流れを知る」、「あなたが人生で損をしないためのポイント」など、わかりやすい言葉で順を追って書かれているので、お金の話が苦手という人にもわかりやすい。