緑の濃淡ツートンが消滅... 京阪、大津線の塗装を本線に統一へ
京阪電車は2017年3月13日、滋賀県内を走る大津線(京津線と石山坂本線の総称)について、全車両のカラーデザインを京阪本線の一般車両に合わせると発表した。
塗装変更の目的は「大阪、京都、びわ湖を結ぶ京阪電車」のブランドイメージを統一するためだ。新塗装は上部が濃緑色(レスト・グリーン)、帯線が黄緑色(フレッシュ・グリーン)、下部が白色(アトモス・ホワイト)。17年4月から順次塗装工事に着手し、今年6月に1編成目がデビューする予定。20年度中の変更完了を目指す。
カラーデザイン変更後の大津線車両イメージ。写真左から600形、700形、800系
京阪大津線は、京津線と石山坂本線の総称
「塗装変更はともかく、路線識別マークは逆では!?」
カラーデザインの変更に合わせて、京津線と石山坂本線の路線識別マークを新たに設定する。行先表示器と並べて表示することで、両路線を識別しやすくし、お客さまの利便性を高めるのが狙い。
新たに導入される京津線の路線識別マーク
新たに導入される石山坂本線の路線識別マーク
現在大津線を走る車両の内訳は、京津線を走る800系が32両、石山坂本線を走る600形が20両、700形が10両となっている。800系の塗装は琵琶湖をイメージしたパステルブルーと灰色をベースに苅安色の帯を巻いている。一方、600形と700形は若草色と青緑色のツートンカラー。08年まで本線の一般車両で採用されていた塗装を継承していたが、とうとう姿を消すことに。
京津線を走る800系
石山坂本線を走る600形
石山坂本線を走る700形
「600形と700形はいつか変わると覚悟していたが、まさか800系が変わるとは」「石山坂本線の路線識別マークに800系の水色を採用するのは理解しがたい」といった声がツイッターに相次いで寄せられている。
これ、カラーリング逆でしょ...今まで緑の石坂線と水色の京津線なのに... pic.twitter.com/8Q1qjb7JLO
— おりひこ氏(20) (@oriandhiko) 2017年3月13日
京阪大津線のデザイン変わるらしい
— たけだ (@TKD1011_) 2017年3月15日
京津線の水色のやつが緑になるのはすごい違和感... pic.twitter.com/sewhP0etQw
個人的には京阪線系の塗装変更は割と好意的に受け止めてたし、今回の800系緑化もまぁ仕方ないかなと思ったけど、京津線=青・石坂線=緑をよりによって逆転させるのは『は?絶対混乱すんだろ?』って思った。京阪線系で言うなれば、特急を緑にして各停とかを赤くするようなもの。
— きょくちょだよ~(o・∇・o) (@mino_lin_rin) 2017年3月13日