侍ジャパン筆頭捕手小林 
ノムさんが見抜いた致命的「クセ」

   野球解説者の野村克也氏(81)が2017年3月5日放送の「S☆1」(TBS系)に出演し、WBC日本代表の小林誠司捕手(27=巨人)の弱点を指摘した。

   この日に行われた侍ジャパンとオリックスの練習試合を、野球解説者の谷繁元信氏(46)と観戦している最中だった。試合終了後には、あす7日の初戦・キューバ戦のキーマンとなる人物の名前を挙げた。

小林誠司(日本代表の公式サイトより)
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ノムさん「キーマンは小久保監督」

   野村氏は5回裏、テレビ画面に映る小林をしばらく見つめて

「正式にかまえたらフォーク。こうして引いている時はフォークなし」

と口にした。投手がフォークを投げる際、小林は無意識に左足を浮かせてしまっているという。野村氏は

「フォークはワンバウンドとなる確率が高いから、(彼の)気持ちは分かるよね」

と話し、小林は跳ね返りのボールが直撃するのを恐れているとにらんだ。

   キューバ戦のスタメンマスクは、小林が濃厚とされているが、負傷離脱の嶋基宏捕手(32=楽天)に代わり緊急招集された炭谷銀仁朗捕手(29=西武)も7回裏にマスクを被り、救援陣の3回無失点好投を引き出した。谷繁氏は「リズムに関しては(小林よりも)炭谷の方が良い。ピッチャーとの呼吸が良い」と炭谷を評価した。

   野村氏は試合終了後、キューバ戦のキーマンに「小久保監督」を挙げた。「監督がしっかりしなきゃダメ。しっかりミーティングをやって、選手に叩きこんで、本番じゃこういうことやっては困る、と言う。テーマを作ってやってもらいたい」。

   谷繁氏は「全員」とし、「今年に関して言えば、『軸は誰だ?』というところ。束になって戦うしかない」と述べた。

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