長友佑都が見てしまった!
50歳カズ、強さの秘密
横浜FCのFW三浦知良(50)が前人未到の50代Jリーガーとなり、2017年の開幕戦では精力的に走り回った。
50歳になってもプロのアスリートとして躍動できる秘密は何なのか。インテル・ミラノ(イタリア)のDF長友佑都(30)が、試合への「準備」に対するカズの徹底ぶりを垣間見て驚いている。長友は2017年2月26日放送のテレビ東京「SPORTSウォッチャー」にVTR出演し、その「秘密」を明かした。
「60歳まで頑張りたい」
カズは50歳の誕生日である2017年2月26日、松本山雅とのJ2開幕戦に先発出場し、後半20分に退くまでゴールを狙い続けた。試合後のインタビューでカズは「一生懸命やって、そのための準備をする。毎日その積み重ねしかない」と淡々と語っている。
その「準備」について、長友はカズがプライベートでイタリアを訪れた際の様子を明かした。
「オフで来ているのに、トレーナーと一緒で、マッサージ用のベッドを持ってきていた。プロフェッショナルだと感じたし、あの歳で活躍できるということは日頃の生活から節制しているんだなと、僕自身学ばせてもらった」
カズの元気の源について、プロ野球・広島カープの元トレーニングコーチ・石橋秀幸(51)も「未知だ」と驚きを隠さない。同番組で、カズが毎年1月に行う、朝6時からの走り込みなどをこなすグアムでの自主トレーニングを引き合いに、長年の積み重ねを指摘した。
「50歳であれだけの動きは普通できない。30歳から衰え始めると言われるエネルギー代謝と有酸素運動能力を高いレベルで維持している。1~2年の努力の成果ではない。試合前の準備と、試合後のケアの賜物だろう」
カズは開幕戦後、「目の前の試合に出て、ゴールを取りたい。1秒でも長くピッチに立っていたい」と情熱をたぎらせる。その上で、節目の年齢を迎えて次の目標を見据えていた。
「50歳になってピッチで戦えるのは幸せなこと。改めて、60歳まで頑張りたいと思う」