サンシャイン水族館の「もうどく展2」 キーワードは「見る・触(ふ)れる・嗅ぐ」
サンシャイン水族館(東京都豊島区)で2014年夏に開催し、約20万人が来場した「毒毒毒毒毒毒毒毒毒展(もうどく展)」が、パワーアップして帰ってくる――。
東京・池袋の複合商業施設サンシャインシティは、毒を持つ生き物約25種を展示する特別展「毒毒毒毒毒毒毒毒毒展・痛(もうどく展2)」を3月16日~6月25日に開催すると発表した。展示時間は10時~20時で(最終入場は終了30分前)、料金は600円。
こんどは「触れて、嗅げる」
「もうどく展2」は以下の3つのコンセプトをベースにゾーン分けをし、毒を持つ生き物たちを紹介する。
◇魔女の毒薬調合室~防御するための毒をもつ生物~
暗く鬱蒼とした室内にて、ヤスデやムカデなどをはじめ、カエルや淡水エイなど外見も毒々しい生き物たちを展示する。
◇マッドサイエンティストの研究室~毒を利活用する生物~
毒ヒレや毒牙をもつ魚類や強毒のクラゲ、陸ガメの中で唯一毒をもつハコガメ、刺激臭を放つスカンクなどを展示。「スカンクの分泌液の臭い」を体感する仕掛けもあり。
◇レッドゾーン~死亡例のある生物~
人を死に至らしめることもある危険な毒生物を展示。食中毒の原因となるフグの仲間や触れるだけでも危険なイソギンチャク、毒針を持つエイなど、最恐レベルの毒生物たちが勢ぞろい。
■展示予定生物
・ポルカドットスティングレイ...美しい姿から観賞魚としての人気も高いエイ。タンパク毒をもち、淡水に棲む。
・チョウセンスズガエル...皮膚から刺激性の強い毒を分泌し、毒に触れた手で目などをこすると激しく痛む。
・タンザニアオオヤスデ...体の節から分泌される毒液は粘膜を刺激し、細胞にダメージを与える。
・ペルビアンジャイアントオオムカデ...タンパク毒を持ち、最大では体長40cmを超える個体も存在するムカデの最大種。
・コバルトブルータランチュラ...牙に神経毒を持っており、餌となる昆虫を捕獲する時などに使用する。
・ツユビハコガメ...陸ガメの中で唯一毒を持っているカメ。自ら毒キノコを食べる。
・シマスカンク...外敵に襲われた時に1km先まで臭う刺激臭を放つ。
カフェで解毒(デトックス)メニューも食べられる
同水族館本館内の「カナロア カフェ」では、見た目は毒々しいが体には優しい解毒(デトックス)メニュー「デトックスヨーグルト」(350円)などの特別メニューを販売する。
また「ショップ アクアポケット」では、見た目の毒々しさに思わず目を引かれる「もうどく展2コラボレーションポップコーン」(各540円)や、「もうどく展2オリジナルラバーキーホルダー」(486円)など特別展関連グッズも取り扱う。