「カス丸」ラテアートのエスプレッソ ボタン操作のみで格別の一杯を

   イタリアに本社を持つ家電ブランドのデロンギ・ジャパンが2016年11月28日、自社の全自動エスプレッソマシンの魅力を伝えようと、J-CASTニュース編集部に来社してエスプレッソの試飲会を開いた。

   プロのバリスタが作るエスプレッソの香りに引き付けられた編集部員はマシンの前に列をなし、エスプレッソとミルクの奏でるハーモニーに「おいしい」「甘い」と感動した。

カス丸のラテアート
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デロンギは「コーヒー」でも有名

   日本では「オイルヒーター」の印象が根強いが、デロンギは全自動エスプレッソマシンやエスプレッソ・カプチーノメーカー、コーヒーメーカーなども販売している。「オイルヒーター」と違い、1年を通じて売れるコーヒー関係の方に力を入れようと、試飲会という名の啓蒙活動を行っているという。

   J-CASTニュース編集部を訪れたのは、デロンギのマーケティング部の木村健二さんとプロのバリスタ。バリスタはエスプレッソの基礎知識から説明し、目の前でエスプレッソを作ってその上にラテアートを描いてくれた。現れたのは、J-CASTニュースのゆるキャラ「カス丸」の顔だった。

   ドリップコーヒー、エスプレッソコーヒー、サイフォンコーヒー、フレンチプレス...。ひと口でコーヒーと言ってもさまざまだが、エスプレッソは「圧力をかけて一気に抽出した、少量で濃厚なコーヒー」だという。初めて一般人に飲まれたのは、1906年4月16日。昨年、日本記念日協会によって正式に「エスプレッソの日」と認められた。

   エスプレッソの魅力はやはり、旨味の凝縮した濃厚なエキスにある。ドリップコーヒーなどと比べ濃く、ミルクやフォームミルク、スチームミルク、バニラアイスなどと混ぜて新しい一品を作り出せるため、バリエーションには事欠かない。

バリスタは気温、湿度も考慮する

   エスプレッソメーカーで作る場合、「豆を挽く」「フィルターに詰める」「圧力をかけて抽出する」の3段階がある。味の良し悪しは、「豆の量」「挽き方」「タンピング(粉をぎゅっと押し固めて抽出すること)」の調節で決まる。豆の鮮度と気温、湿度などを考慮し、その時々の「ベストショット」を探すのがバリスタの仕事だ。豆を挽いたら、香りを逃がさないよう素早く抽出しなければならないし、一定の力でタンピングしないと、旨味にムラができて味は落ちてしまう。

   だが全自動エスプレッソマシンでは、このように自らの技術と経験に頼る必要はなくなる。ボタン操作のみで、マシンはいつ何時でも香り高いコーヒーを作れるのだという。バリスタは、

「これは僕らのライバルなんですよ」

と複雑な表情で全自動エスプレッソマシンをなでていた。

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